相模国三ノ宮・比々多神社

牛にあやかる

参拝者が最も多く訪れる初詣にあたり、感染症対策をどう実施していくか、数ヶ月にわたり研究と実践を試行錯誤してきました。

年末年始になって、恐れていた感染状況が拡大し、神社・仏閣への初詣は報道の通り、大幅な減少となりました。

2日の朝日

2日の朝日

当社でもかつてない程のまばらな参拝状況で、感染防止対策への警戒と安堵が入り交じり、非常に複雑な心境となっています。

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文武天皇の慶雲3年(706)には、疫病を祓うために土牛(どぎゅう:土で作った牛の像)を宮城の門口に立てた事が『続日本紀』に記されています。

また、菅原道真(すがわらのみちざね)公をおまつりする神社、天神(てんじん)さまには、「使いの牛」が見られますが、「撫牛」(なでうし)といって、自分の病気を治す信仰が今なおあります。

信仰が科学だった時代とは異なりますが、丑歳(うしどし)にあたり、牛の神秘な力にあやかりたいです。

因みに、当社境内にも天神さまがおまつりされています。

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