相模国三ノ宮・比々多神社

八百万の神々

今日の境内は、七五三などのお参りやウオーキング、写生などで終日混雑いたしました。

IMG_4012

車のお清め

車のお清め

外祭(出張祭典)では、家屋解体祓などもありました。長年住んだ家に対する思いはその人にしか分からないものです。

家屋のお清め

家屋のお清め

鎌倉時代に京都・下鴨神社の神職家に生まれた歌人の鴨長明(かものちょうめい)は、その著書『方丈記』(ほうじょうき)の中で、

「魚は水にあかず。魚にあらざればその心を知らず。鳥は林を願ふ。鳥にあらざれば其の心を知らず。閑居の気味も又同じ。住まずして誰かさとらむ。」と記しています。

人にとっての住まい、縄文の昔から定住生活をしてきた日本人にとっては、家への執着は尚更です。

家には、神棚、床の間、竈(かまど)や厠(かわや)など様々なところに神さまが宿っています。四方八方に気配り心遣いをする、繊細な日本人ならではの性質が、八百万の神々をおまつりする文化を生み出したともいえます。

コメントをどうぞ