相模国三ノ宮・比々多神社

火の神

今日は消防署・消防団による消防出初式が行われ、地域の消防団が鎮火水(ちんかすい)を持ってお宮にお参りになりました。

消防団には、安全を祈願した御神札(おふだ)を頒布(はんぷ)しました。

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鎮火祭(ちんかさい)は「ひ(ほ)しずめのまつり」ともいい、古代の律令(りつりょう)の中で、『神祇令』(じんぎりょう)登載(とうさい)の令制祭祀(りょうせいさいし)の一つです。

当時は宮城(きゅうじょう)の防火守護のための祭儀として、6月と12月の年2回行われました。

祭神はカグツチ(迦具土神・軻遇突智)または、ホムズビ(火産霊)で、イザナミがこの神を生むときに陰部(いんぶ)を焼かれ、それがもとで亡くなったとされる火の神です。

火災防止の目的で鎮火祭を執り行っている兼務社もありますが、乾燥が続くこの季節、あらためて火の恐ろしさに思いを致し、予防と点検に気を引き締めたいと思います。

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