相模国三ノ宮・比々多神社

令和

満開を迎えぬまま雨に散る桜ですが、新しき月を迎えました。

光格天皇以来約200年ぶり、憲政史上初めての御譲位がいよいよ月末に迫っていますが、御神前では月次祭(つきなみさい)を執り行い、皇室の弥栄と国の安寧、氏子崇敬者の安心を祈り上げました。

御代替り前に元号が公表されるのは初めてのことですが、国書では初めてとされる『万葉集』所収の「梅花の歌三十二首の序文」を典拠とした「令和」(れいわ)が新しい年号に決まりました。

初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして気淑(よ)く風(やわ)らぎ梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす

調べてみると、「令」は神のお告げ、清らかで美しいという意味があり、令月は陰暦二月の異称で、何事をするにも良い月、めでたい月の意です。

また、「和」は和(やわ)らぐ、和(なご)やかといった意味で、遡(さかのぼ)ると、昭和、享和(きょうわ)、明和(めいわ)、天和(てんな)、元和(げんな)、永和(えいわ)、文和(ぶんな)、貞和(じょうわ)、弘和(こうわ)、正和(しょうわ)、養和(ようわ)、康和(こうわ)、長和(ちょうわ)、寛和(かんな)、安和(あんな)、応和(おうわ)、仁和(にんな)、承和(じょうわ)と、数多く使用されてきました。そして、古くから日本人が大切にしてきた美徳でもあります。

万葉集からの出典を含めて、歴史と文化、自然を大切にしつつ、心を寄せ合って希望溢れる未来に向かう素晴らしい元号といえそうです。

「大化」に始まる和暦(「令和」は248番目)の歴史、その継続性と時代に込められた意に、あらためて価値を見出したいと思います。

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さて、いよ大祭月となり、当社の例祭を含めて15社の例祭を迎えます。

1日(月)月次祭、例祭・国府祭会議、4日(木)総代奉仕(献灯提灯掛け)、例祭・国府祭挨拶回り、新旧役員総代歓送迎会、6日(土)石座神社(秦野市鶴巻)例祭、神明社(伊勢原市白根)例祭・新入学児童安全祈願祭、総代奉仕(俵づくり)、7日(日)十二柱神社(伊勢原市伊勢原)例祭、雷電神社(伊勢原市串橋)例祭、八坂神社(平塚市入野)例祭・水神祭、熊野神社(平塚市千須谷)例祭、9日(火)御嶽神社(伊勢原市池端)例祭、10日(水)北金目神社(平塚市北金目)本殿遷座祭(本殿改修工事竣工)、第78回榊会正式参拝、12日(金)総代奉仕(草刈り等)、13日(土)落幡神社(秦野市鶴巻南)例祭・地区戦没者慰霊祭、神幸祭、14日(日)幟立て(三ノ宮)、真田神社(平塚市真田)月次祭、神明神社(伊勢原市笠窪)例祭、諏訪神社(伊勢原市日向)例祭・幟ポール竣工奉告祭、日向神社(伊勢原市日向)例祭、15日(月)月次祭、総代会議、20日(土)総代奉仕(例祭準備)、北金目神社(平塚市北金目)例祭、神明社(伊勢原市上平間)例祭・地区戦没者慰霊祭、21日(日)例祭(動座祭)、22日(月)例祭・神幸祭、23日(火)幟返し、総代奉仕(例祭片付け)、25日(木)榊会役員会、29日(月)日月神社(伊勢原市沼目)例祭

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