見上げる阿夫利嶺(あふりのみね)は薄らとした雪化粧でしたが、当地は小雨程度で済み、境内には久しぶりに潤いがもたらされました。
どうやら明後日の節分追儺祭(せつぶんついなさい)は、暖かな気候のもとで迎えることになりそうです。
立春・立夏・立秋・立冬前日の節替りを節分と称するものの、何時の頃よりか春の始まりとなる立春前日の特称となっています。
年の終(つい)に、鬼(邪気や厄災の象徴)を豆(魔を滅す)で打ち払い、福を招き入れて春を迎えます。
当社では節分追儺祭(2月3日)を3度(①午前10時②正午③午後3時)執り行います。
祭典では古式「鳴弦之儀」(めいげんのぎ)で天地四方の災禍(さいか)を祓い、儺(なん)を遂(やら)う「鬼遂之儀」(おにやらいのぎ)で豆打ちをします。
式典後には神楽殿前特設舞台において、多くの年男・年女奉仕者により、「豆まき・宝まき」を盛大に実施します。
神さまの福を招き入れて、無病息災の一年を過ごして欲しいと思います。