相模国三ノ宮・比々多神社

祭詞の作文

一段と寒くなってきて、社殿や社務所でも暖房が恋しくなっています。

境内では、箒(ほうき)を持って落葉との追いかけっこがもう少し続きそうです。

saisi

さて、今宵は神葬祭(しんそうさい;神道の葬儀)の御奉仕があり、葬儀で奏上(そうじょう)する祭詞(さいし)の作文に励んでいます。

お隠れになった方は、奄美群島(あまみぐんとう)にお生まれですが、その生い立ちを辿(たど)りながら、お人柄に触れ、生前の功績を讃(たた)え、遺徳(いとく)を偲(しの)びます。

木葉(このは)枯(か)れ行く季節ですが、野辺(のべ)吹く風に寂しさを感じながら、「悪(あ)しき病(やまい)にかかり、喩(たと)ふれば、枝に留(とど)まり青みを残す病葉(わくらば)のごとく、生命(いのち)ながらふべきものとしも思ひ参らせしかど・・・」と口惜しさを表現しました。

コメントをどうぞ