相模国三ノ宮・比々多神社

誠心誠意

天皇皇后両陛下には、西日本を中心とした豪雨により甚大な被害が齎(もたら)されている広島・岡山・愛媛の各県知事に対し、侍従長(じじゅうちょう)を通じて被害者への追悼とお見舞いのお気持ちをお伝えになりました。

御予定のあった静岡への行幸啓(ぎょうこうけい)をお取り止めになり、御所(ごしょ)でお静かに被災地の無事を案じておいでになります。

畏(おそ)れ多い極みでありますが、歴代天皇が大切になさっている「国安かれ、民安かれ」という大御心(おおみごころ)であります。

sorei sya

さて、昨今では様々な事情により、葬儀を営むことが出来ないお宅もありますが、故人の御霊(みたま)を霊璽(れいじ)にお遷(うつ)しする遷霊祭(せんれいさい)をお仕えすることになり、本日はその祭詞(さいし)を作文しました。

また、通夜の儀を行わずに当日のみという葬儀をお受けすることになり、明日はその相談にあたります。

葬儀社側にも戸惑いの様子を感じられますが、どうすれば本義にかなうのか、御遺族の悲痛な思いを受け止めつつ、故人を偲び、御霊の平安をもたらすことができるよう、誠心誠意、事にあたりたいと思います。

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