来る6月9日には皇太子同妃両殿下(こうたいしどうひりょうでんか)の御結婚満25年の慶事を迎えます。
長く久しく幸(さきは)ふことを御神前に祈り上げる次第です。
さて、今年は天皇陛下の御即位30年を迎え、相模國府祭(5月5日)では奉祝記念の大神輿渡御(おおみこしとぎょ)が盛大に執り行われました。
来年の4月30日には光格天皇以来約200年ぶりの御譲位(ごじょうい)となり、翌5月1日には新帝が御即位(ごそくい)になります。
「即位の礼」(そくいのれい)では、剣璽(けんじ)等継承の儀により、三種の神器(さんしゅのじんぎ)である「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)や「八坂瓊勾玉」(やさかにのまがたま)等が受け継がれ、新帝が高御座(たかみくら)に就かれます。
そして、全国から「悠紀田」(ゆきでん)「主基田」(すきでん)が選定され、来秋にはその新穀がお供えされて「大嘗祭」(だいじょうさい)が古式ゆかしく斎行(さいこう)されます。
社頭には、御大典(ごたいてん)や宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)について、分かりやすく解説した小冊子が置いてあります。
御世(みよ)替りにあたり、あらためて学んでみてはいかがでしょうか。