相模国三ノ宮・比々多神社

火中への投げ入れ

今日の読売新聞に神戸(ごうど)の下地区の「どんど焼き」(1月14日)の記事が掲載されました。

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1月14日は神戸に鎮座する木下(こかげ)神社の大祭で、例祭式の後に神戸公民館の前で道祖神祭を毎年お仕えしています。

神戸の青年会により、上・下地区の道祖神さまが運ばれ、注連(しめ)飾り等で作られた御仮屋(おかりや)に覆われます。

両地区とも同じように祝詞(のりと)を奏上し、御神威により疫病や邪気を祓い退けるよう願い上げるとともに、どんど焼きに集う子供等の健やかな成長をお祈りしています。

日が落ちる頃、神戸青年会により御仮屋が上下両地区に担いで運ばれ、順に焚上祭(たきあげさい)であるどんど焼き行事が行われます。

御狩屋

御狩屋

忌火(いみび)により無病息災を願う行事ですが、下地区では厄落としの意味合いを持つ火中への投げ入れ(新聞記事参照)が、〝奇祭〟(きさい)として人々の笑い呼び、幸せを運んでいるようです。

和合(わごう)を願う道祖神への信仰ともいえます。

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コメント / トラックバック2件

  1. 鈴木治美 より:

    荒々しい神事なんですね  でも火の神様のおかげで 無事に過ごせるんですね

    かつて厳しい寒さの中で冬を過ごした風習が今に残り みなの幸せを願うんですね

  2. 禰宜 より:

    鈴木治美 様

    各種報道の影響もあり、昨今は多くの人出となっているようです。
    神事ですから、荒々しさの中にあっても、火への恐れや感謝の祈りを忘れてはなりません。

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