今年も師走(しわす)二十日を迎え、恒例式である「年越大祓」(としこしおおはらえ)を斎行(さいこう)しました。
定刻午後2時、宮司以下祭員、責任役員、比々多地区自治会、崇敬者、総代が社殿に参進し、「大祓奉告祭」(おおはらえほうこくさい)を執り行いました。
続いて、境内に設けた斎庭(ゆにわ)において、大祓神事を厳修(げんしゅう)しました。
人形(ひとがた)に記された千件以上の名前を読み上げ、氏子・崇敬者の罪や穢(けが)れを祓い退(の)けるよう言霊(ことだま)に祈りをこめる間、祭員の先導に合わせて、参列者は何巻もの大祓詞(おおはらえし)を唱えました。
参列された80代の男性(平塚市在住)は「お蔭様で、夏越大祓(6月30日)に参列してから風邪をひいていません。」、また50代の女性(鎌倉市在住)は「こちらにお参りしてから片頭痛(へんずつう)や目眩(めまい)がなくなりました。」と式後に感謝の言葉を述べられました。
日時は異なりますが、全国津々浦々の神社で「大祓」が執り行われます。
人形に託して災禍(さいか)を祓い、各家庭の平穏無事を祈り、穏やかな新年がやってくることを祈念致します。
今年も10日余りとなりましたが、本神事が本格的な正月準備の始まりとなります。