境内で雉(きじ)の鳴き声がよく聞かれるようになりました。
あしひきの八つ峰(やつお)の雉(きぎし)鳴きとよむ朝明(あさけ)の霞(かすみ)見れば悲しも
大伴家持
数多く並んで咲いている椿(つばき)を「列列椿」(つらつらつばき)といいますが、境内の森では椿が見事に咲いています。
春は別れの季節ですが、今日は神葬祭のご奉仕がありました。
祭詞の中で、つらつらの序(じょ)として椿を用いて「熟々椿(つらつらつばき)・・・」と表現しました。
あしひきの八つ峰(やつお)の椿つらつらに見とも飽かめや植ゑてける君 大伴家持