今日は強い北風が吹いて見上げる大山も白く、冬に逆戻りのようです。
折返しの15日、月次祭を執り行い半月の感謝とともに、残る半月に向けて意を新たにするところです。
さて、出張祭儀でも冷たい強風に悩まされましたが、山腹のお稲荷さんでは不思議とその祭場だけは両榊(りょうさかき)が社叢(しゃそう)となって伸び、木立に守られるかのように、安心して神事を執り行うことができました。
神さまがお祀(まつ)りされる「祠」(ほこら)は、「叢祠」とも表記されますが、「神庫」(ほくら)の転じたものだそうです。
小さなお稲荷さんの祭事でしたが、〝神宿る〟雰囲気の中、とても清々しい気持ちのご奉仕でした。