気温が一気に上昇し、春一番が吹き荒れる中、「祈年祭」(としごいのまつり・きねんさい)を斎行しました。
宮中や伊勢の神宮はもとより、全国の神社で古くから行われている重要な祭儀です。
ご神前には白米、酒、赤飯、餅、魚、海菜、野菜、果物など11台の神饌(しんせん)をお供えし、氏子の篤志者(とくししゃ)の野菜や果物なども横山(よこやま)のごとく並べて、白丁(はくちょう)奉仕のもと、厳粛に執り行いました。
「悪(あ)しき風、荒(あら)き水に遭(あ)はせ給(たま)はず・・・豊(ゆた)けき秋の御祭(みまつり)厳(いか)しく美(うる)はしく仕(つか)えまつらしめ給へ・・・」と、宮司による祝詞奏上(のりとそうじょう)が行われるとともに、責任役員による祈願詞(きがんし)が奏上されました。
年度の最後の祭儀につき、これで奉仕を終える総代さんも感無量の気持ちだったのではないでしょうか。