相模国三ノ宮・比々多神社

玉虫

台風5号接近による影響でしょうか。

午前中は強い風が吹き、地鎮祭の最中には僅かな時間ながら、雨に降られました。

しかしながら、「雨降って地固まる」「お清めの雨」「八月八日で末広がり」など、良きこと、目出度き言の葉を添えてお祝い申し上げました。

玉虫

玉虫

さて、境内では蝉(せみ)を筆頭に、兜虫(かぶとむし)や鍬形虫(くわがたむし)など夏の虫の全盛期ですが、今日は緑色に輝く玉虫(たまむし)を見つけました。

昔は「箪笥に入れておくと着物が増える」といわれ珍重(ちんちょう)されたものです。

「玉」は美しいもの、大切なもの、ほめていう意を表す語で、美しい入江は「玉江」、美しい衣服は「玉衣」(たまぎぬ)、「玉の緒」(たまのお)は「魂の緒」の意で、いのち・生命のことです。

また、神社では「玉串」(たまぐし)、「玉垣」(たまがき)、「勾玉」(まがたま)などがありますが、「魂・霊」(たま)と同源とも考えられます。

和名の玉虫について考えているうちに、何処かへ飛んで行ってしまいました。

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