相模国三ノ宮・比々多神社

良き・美しき・正しき言葉

昨日に引き続き、今日も兼務社の例祭です。

4月第1週目の日曜日は、八坂神社(平塚市入野)、熊野神社(平塚市千須谷)、十二柱神社(伊勢原市伊勢原)、雷電神社(伊勢原市串橋)と例年のことながら4社重なり、宮司と禰宜が2組に分かれてご奉仕にあたりました。

十二柱神社

十二柱神社

午前中の一時、小雨が降りましたが、各社とも予定の行事に大きな変更もなく安心しました。

旧村社のお祭りですが、市長や衆議院議員、県議会議員も参列して花を添え、何より子供たちが神輿や囃子(はやし)を盛り上げて、大人も元気をもらっていました。

雷電神社

雷電神社

祝詞(のりと)の起源は、天岩戸(あめのいわと)神話でアメノコヤネノミコトが「フトノリトゴト」を奏上したことに始まるとされます。

「フトノリトゴト」、「ノリトゴト」、神や天皇がいい聞かせる「ノル」(宣・告)、祈りの「ノリ」、霊威が乗り遷る「ノリ」など、その語源は様々な説があります。

『万葉集』に、「言霊(ことだま)の幸(さき)はふ国」「敷島(しきしま)の倭(やまと)の国は言霊の佐(たす)くる国ぞ」とあるように、古くから〝良き・美しき・正しき〟言葉には、麗(うるわ)しきものを生み出すという言霊の力が信じられてきました。

ご神前で「例祭祝詞」(れいさいのりと)を奏上しつつ、お互いに良き言葉を交わしながら和やかな一日であるよう願いました。

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