相模国三ノ宮・比々多神社

伝える日本の文化

毎年のことながら、新年を祝う書状(年賀状)は社務多用につき、年末最後の大仕事となってしまいます。

年賀に用いる賀詞には「寿」「福」(一文字)、「賀正」「迎春」「初春」(二文字)、「恭賀新正」(きょうがしんしょう)、「敬頌新禧」(けいしょうしんき)、「春風献上」(しゅんぷうけんじょう)「献寿歳旦」(けんじゅさいたん)「謹賀新年」(四文字)、「明けましておめでとうございます」「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」(文章)など、目上や目下、友人などによって表現を使い分ける楽しさがあります。

現在ではメールで済ませることも多いようですが、年に一度じっくりと考えて日本語のもつ奥深さを再認識する良き機会ともいえます。

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「門松(かどまつ)は年(歳)神様(としがみさま)の依代(よりしろ)」「注連縄(しめなわ)は年神様をお迎えするために清浄を示すもの」「鏡餅は年神様のお供え物」「橙(だいだい)=代々栄える」「ゆずり葉=後の世代までゆずり絶やさない」「海老=腰が曲がるまで長寿」「昆布=喜ぶ=子生(こぶ;子供が生まれる)」など、正月準備の中でも子供たちに伝える日本の文化や風習は山ほどあります。

正月飾りは正月七日の七草まで、鏡餅は1月11日の鏡開きまで、そしてお飾りは地域の〝どんど焼き〟でお焚き上げをします。

尚、当社では1月14日に「古札焼納祭・どんど焼き」を執り行います。

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