昨日は三ノ宮・西谷戸組のご奉仕により、正月事始め「縄綯い」(なわない)が行われました。
今年も御神田(神奈川県神道青年会)で獲れた古代米の新藁(しんわら)を用いています。
青々と綺麗な藁は背丈が高く、しなやかで綯いやすく、注連縄(しめなわ)づくりには向いています。
藁鋤(わらす)き、藁打ちなど、例年通り手際よく、分担して進められました。組内の平素からの自然な付き合いがあってこそです。
長くて太い注連縄を撚(よ)り合わせるには、束を幾つも繋(つな)いでいきますが、束の太さが同じということが重要です。
これも確認するわけでもなく、平然と行われているのが伝統のなせる業といえます。
いよいよ縄綯いです。「何事も最初が肝心」と長老の声が上がります。
慎重に確認しながら、3人の両手に握られた藁が撚り合わされていきます。
ここでも、押さえる役、継ぎ足す役など、気持ち一つに進められました。
予定通りに進められ、鳥居と御神木の注連縄が見事に出来上がりました。
2週間後の12月13日(日)には、大縄が掛けられます。