8月9日(月)~10日(火)、赤沢自然休養林(長野県木曽郡上松町)において、神道青年全国協議会主催の神道少年団〈第三弾〉「とこわかの森」が開催され、禰宜夫妻と子ども3人が参加いたしました。
第1回目は平成21年3月に、有人最南端の島・波照間島(はてるまじま)で、第2回は北海道・根室の地で開催されました。
今回は、全国都道府県から44名の子どもたちを含む100名余りの参加者が集いました。団員章は刺繍製のワッペンで、通し番号が縫い付けられています。モチーフの榊の枝には47枚の葉があり、都道府県の数を表しています。
早速、事業の様子をご紹介いたします。
御嶽神社(おんたけじんじゃ)の里宮(木曽郡木曽町三岳)に、全国から参加者が集合いたしました。
各自、長い階段を上がり里宮に参拝した後、結団式や植樹を行う御嶽神社・若宮に移動しました。
先ず、御神前で正式参拝を執り行い、本事業の安全を祈りました。その後、長野県神社庁長さんや支部長さんを来賓に迎え、神道少年団の結団式、オリエンテーションを行いました。
神道少年団の誓い
私たちは、神道少年団として次の三つの誓いを実践します。
一、神さまを尊(たっと)び祖先を敬い、感謝の心を大切にします
一、勉学に励み心身を鍛え、明るく元気に生活します
一、歴史を学び伝統を守り、志の高い日本人になります
第一弾の波照間島ではクロキ、第二弾の根室ではチシマザクラを植樹しました。今回は、木曽五木(きそごぼく)といわれる、ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ(クロベ)・サワラを植えました。
木曽五木とは、江戸時代に尾張藩により伐採が禁止された木曽谷(きそだに)の常緑針葉樹林(じょうりょくしんようじゅりん)の木々のことです。
何年後になるか、樹木の成育状況と自分の成長を確かめて欲しいです。
植樹後、宿泊先(ねざめホテル)で夕食を済ませ、神事見学のため諏訪神社へ行きました。
正式参拝と湯立て神楽、その後、長野の参加者親子による浦安の舞を見学いたしました。
そして、財団法人国民精神研修財団で作ったばかりの紙芝居「とこわかの森」を見ました。「とこわかの森」とは、とこわか=常若、つまり若返りながらずっと続いていく、“ 永遠の森 ”のことです。
子どもたちは全国から集まり、知らない同志でしたが、ゲームを通した交流の中で次第に打ち解けていきました。また、事前に準備されたヒノキの名刺を交換し、親しみを増していきました。