3日・4日の両日、「まほろば小学生合宿」(主催:まほろば教育事業団)に、地域の子供(4名)とともに禰宜が参加しました。
まほろば教育事業団は日本の歴史・伝統・文化に基づいた教育活動を展開していますが、神社下の御神田で行われる稲作体験(主催:神奈川県神道青年会)にも毎年参加されています。
今回は「吉田松陰に学ぼう!鎌倉体験ウオーク」と題して、上郷・森の家と鶴岡八幡宮を会場に、20名の子供たちが参加しました。
初参加の子供たちは緊張している様子でしたが、開会式、オリエンテーション、レクレーション、バーベキュー、スイカ割り、清掃活動、歌唱・・・と、行事が進むごとに慣れ親しみ、進んで行動するようになりました。
至誠にして動かざる者は未だ之あらざるなり
指導の講師陣は現職の先生(小学校・中学校・高校)ばかりで、挨拶(相手より先に、腰骨から、相手の目を見て、明るい笑顔で元気よく、敬いの心で)や姿勢を大切に、沢山の〝良い言葉や誉める言葉〟を用いて子供たちの力を引き出していきました。
班活動では合宿での目標や挑戦することを話し合い、僅か10歳で殿様に講義を行った吉田松陰の人と成り、その真心を和歌や行動を基にして説明しました。
また、夜の「松蔭ウオーク」では、アトラクションを楽しみながら吉田松陰の考え(真心)に迫り、班で協力して成し遂げる達成感を覚えた様子でした。
今日よりぞ幼心を打ち捨てて人と成りにし道を踏めかし
2日目の天園(てんえん)ハイキング(鎌倉アルプス)では、瑞泉寺、鎌倉宮、鶴岡八幡宮(正式参拝)と、吉田松陰の足跡を辿(たど)りながら、猛暑の3時間ウオーキングを無事に終えることができました。
もろともにたすけかはしてむつびあふ友ぞ世にたつ力なるべき
班ごとの劇発表(吉田松陰劇)では、難しい台詞(せりふ)もさることながら、配役や練習の様子、協力しながら創り上げた過程が頭に浮かび、大きな感動に包まれました。
2日間の充実した内容を振り返りつつ、感想文や短歌作りに励む子供たちはとても頼もしく、大きな成長が感じられました。