夕べはとうとう「十五夜」のお月さまを眺めることができませんでした。
「中秋」は旧暦8月15日の称であり、「仲秋」は旧暦7月・(初秋)8月(仲秋)・9月(晩秋)を秋といったことから由来するようです。
9月8日と早い時期に仲秋の名月がやってきたのは38年ぶりとのことですが、昨日は二十四節気の一で「白露」(はくろ)でもありました。
野草に宿る「しらつゆ」が秋の趣をひとしお感じさせる時期にもあたります。
更には本日は五節句の一で「重陽」(ちょうよう)。
陽数の極である九が重なることから「重九」(ちょうきゅう)ともいい、平安時代には宮中儀礼として「観菊の宴」が行われた、長寿を祝うめでたい日です。
今宵は十六夜(いざよい)の月を優雅に楽しみたいものです。