相模国三ノ宮・比々多神社

神道の葬儀

昨晩、本日と神葬祭のご奉仕がありました。

「世の中は春酣(はるたけなわ)の時なれど頼りなきもの心悲しも・・・」と桜花の散る季節、人の命の儚(はかな)さを祭詞にこめて奏上しました。

DSC01202

日本最古の書物『古事記』には、日本固有の信仰に基づいて神道の葬儀が行われたことが記されています。

中世以降は仏教の興隆とともに、公家や武士に仏葬が広がり、江戸時代は徳川幕府によるキリスト禁教令とともに、寺請制度により僧侶による葬儀が一般にも定着しました。

明治になって神道による葬儀が一般にも認められるようになり、現在は全国津々浦々で行われています。

神葬祭の栞  神奈川県神社庁

神葬祭の栞  神奈川県神社庁

戦後は神社本庁で「神職服忌心得」を定め、「神葬祭の栞」を発行してその準拠を示しています。

仏教の宗派(真言宗・天台宗・日蓮宗・臨済宗・曹洞宗・浄土宗など)により内容が異なるように、神道の葬儀でも地域により差異があります。

コメントをどうぞ