相模国三ノ宮・比々多神社

遅速を愛でる

昨晩から強くて冷たい風が吹き荒れ、気温以上に寒さを感じる一日でした。

美しい物またはよい物の並んでいるのをたとえて「梅と桜」というそうですが、早咲きの河津桜(かわづざくら)と遅咲きの梅が、何ともいえない早春の機微(きび)を伝えてくれます。

河津桜

河津桜

梅の固い蕾(つぼみ)が開くまでの遅速(ちそく)を愛(め)でる日々ですが、春とはいいにくい季節を物語っているようです。

この花の (ひと)よのうちに 百種(ももくさ)の 言(こと)そこもれる おほろかにすな 藤原広嗣

梅の蕾

梅の蕾

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