相模国三ノ宮・比々多神社

新穀勤労感謝祭

本日は11月23日で「勤労感謝の日」です。戦前は、祭日(さいじつ)で「新嘗祭」(にいなめさい)といいました。

祝日法には「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。」とあります。

昨日の比々多小学校の給食は、神社下の御神田(神奈川県神道青年会主催)で収穫された新穀(イセヒカリ : 60㎏)に、古代米を混ぜたものを炊いて、全校生徒で食べてもらいました。

御神田米の給食

御神田米の給食

さて、本日は新穀勤労感謝祭でした。

全国津々浦々の神社でも新嘗祭として祭典が斎行されています。

氏子からの献穀米

氏子からの献穀米

今年も例年同様、氏子中から献穀米(けんこくまい)がご神前に上がりました。

氏子・崇敬者からの献備品

氏子・崇敬者からの献備品

また、多くの崇敬者からも新穀を始め、お酒や野菜、果物などの奉納がありました。

氏子・崇敬者からの献備品

氏子・崇敬者からの献備品

これらは秋の実り、恵みに対する感謝の真心で、田畑のない都会の神社においても、昔も今も変わらぬ伝統行事として営まれています。

氏子・崇敬者からの献備品

氏子・崇敬者からの献備品

宮中では天皇陛下御自ら天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめ神々に新穀をお供えし、御自身もお召し上がりになられます。

国民の幸福と国の安寧、世界平和を祈念遊ばされる祭政一致の大御心(おおみごころ)です。

祓所 ( はらえど )

祓所 ( はらえど )

お蔭様で天候にも恵まれ、氏子を代表して責任役員、自治会長、総代参列のもと、三ノ宮の白丁(はくちょう)奉仕で執り行いました。

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本祭典は大祭として本殿の御扉(みとびら)の開閉があり、参列の方々も厳粛な雰囲気に包まれていました。

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食の自給率や食べ残し、農業の後継者問題など、現代の様々な問題について考える機会でもあると思われます。

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当社でも恵みに対する感謝の真心を捧げ、氏子・崇敬者の安全と更なる発展を祈り上げました。

神饌 ( しんせん )

神饌 ( しんせん )

午後からは石座神社(秦野市鶴巻)、明日(24日)は北金目神社(平塚市北金目)、八幡神社(伊勢原市坪ノ内)で同祭典を斎行いたします。

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