続いて、参拝旅行2日目の様子をお伝えします。
三河湾を望む西浦温泉の宿を後にして、一路熱田神宮へ向かいました。
熱田神宮は延喜式の名神大社(みょうじんたいしゃ)で、勅祭社(ちょくさいしゃ)に列せられ、伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として全国から崇敬をあつめています。
当社のご祭神でもある日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃(きさき)・宮簀媛命(みやすひめのみこと)が三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を奉斎(ほうさい)したことに始まります。
今年はその創祀(そうし)から数えて1900年の年にあたり、記念事業として本宮並びに神楽殿が修造(しゅうぞう)され、ご神威(しんい)も新たなお社にお参りすることができました。
総代会一行113名は、神職によるお祓いを受けて、清々しく御垣内特別参拝をしました。
また、文化殿(宝物館)において古神宝・絵画・刀剣・彫刻・工芸品などの展示品を拝観しました。
新造された荘厳な神楽殿では、七五三詣りを中心に多くの人たちが頭を垂れてご祈願を受けていました。
境内では神前結婚式で参進する姿も目にすることができました。
その後、尾張総社・國府宮(こうのみや)で知られる尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)に向かいました。
重要文化財に指定される楼門(ろうもん)と拝殿(はいでん)は歴史と伝統の重々しさを感じ、尾張式といわれる特徴的な建築様式をじっくりと拝観しました。
天下に名だたる悪疫退散(あくえきたいさん)の祈りがこめられた「儺追神事」(なおいしんじ=はだかまつり)のための儺追殿(なおいでん)及び付随する建物の大規模な修造工事が進められていました。
名古屋名物「きしめん」をお昼にいただき、三河武士のやかた家康館や八丁味噌の郷に立ち寄りながら、帰路へと向かいました。
お蔭様で、総代さんたちと親睦を深めながら有意義な参拝旅行となりました。