相模国三ノ宮・比々多神社

安全堅固であるよう

風邪の備えやインフルエンザの予防接種は大丈夫でしょうか。

今朝は風が冷たく、外出にはコートや手袋などの防寒対策が必要な陽気となりました。

さて、春に地鎮祭奉仕をしたお宅で、無事に住まいが出来上がりました。今朝は「新築家祓」並びに「家屋解体祓」に伺いました。

古儀による新室祭(にいむろさい)では、神籬(ひもろぎ)は設けず、神饌(しんせん:お供え物)を奉(たてまつ)らず、祝詞(のりと)は巽(たつみ:東南)の方位を向いて微音(びおん)で奏上(そうじょう)する、御富伎玉(みほぎだま:四隅に掛ける玉)という玉を掛ける、・・・などの特殊な祭儀(さいぎ)ですが、最近行われているのと同様、当社では祭壇を設けて通常の祭儀で行っています。

神籬~神さまの依り代(よりしろ)。祭儀において降神(こうしん:神降ろし)・昇神(しょうしん:神上げ)をする。

木の神さま・屋船久久能遅命(やふねくくのちのみこと)、稲の神さま・屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)をお迎えして、その加護により新築工事が竣工したことを神明(しんめい)に感謝し、喜び祝うとともに、将来にわたり安全堅固であるよう願いました。

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続いて、今までの住居において、長年の加護に感謝しつつ、解体工事が安全に進むよう祈りをこめました。

既に改築も含めて100年近くお住まいのご家庭とあって、引っ越しの経験もなく不安な一面もあろうかと思われますが、無事に引っ越しが済み、お疲れが出ないよう願うところです。

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