台風による天候不順により、七五三参りなどを日延べしていた方もあったのではないでしょうか。
好天に恵まれた本日は、終日人出が多く、子供の節目のお祝いにそれぞれ笑顔が溢れていました。
さて、早朝より総代さんが集まり、酒祭(11月5日)前の奉仕作業が行われました。
例年、栗原(くりばら)の沢山(さわやま=三段の滝)で、お水取り神事を行うための整備作業をお願いしていますが、度重なる台風により山道の整備作業はかなり大変だった様子です。
『神名帳考証土代』(じんみょうちょうこうしょうどだい:伴信友著)には、
大住郡比々多神社天萬豊日命(孝徳天皇の別名)乙巳十月所祭大酒解神・小酒解神也(中略)相模ハ酒醸ナルベシ
とあり、孝徳天皇の御代(645-654)、酒解(さかとけ)の両神がおまつりされ、酒造りが行われていたことがうかがえます。
酒造神のご神徳(しんとく)により、酒類を取り扱う皆さまの商売繁昌はもとより、酒難除けのご神威(しんい)がいよいよもたらされますようお祈り申し上げます。