相模国三ノ宮・比々多神社

マンゲツモチ

昨日、聖上(せいじょう)陛下には、皇居内水田において、粳米(うるちまい)のニホンマサリ、糯米(もちごめ)のマンゲツモチ、計70株をお刈り取りになられました。

11月23日には、新穀を天神地祇(あまつかみくにつかみ)にお供えされ、御自ら新嘗祭(にいなめさい)をお仕えのうえ、親しくお召し上がりあそばされます。

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神話には「吾が高天原(たかまのはら)にきこしめす斎庭(ゆにわ)の穂(いなほ)を以て、また吾(わ)がみこにまかせまつるべし」(『日本書紀』)とあり、これが三大神勅(しんちょく)の一つ「斎庭の稲穂」といわれる件(くだり)です。

旧約聖書では労働は罪悪ですが、日本神話では最高貴神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)も稲作をなされ、それが悠久の時を経た今もしっかりと守られています。

瑞穂国(みづほのくに)である日本人の、農業の原点であることはいうまでもありません。

献穀米

献穀米

昨日は氏子の篤志農家の方が、新米のキヌヒカリ(粳米)とマンゲツモチ(糯米)をご奉納くださいました。

今日も地鎮祭奉仕の行き帰りの車中から、稲刈りに汗を流す農家の人たちの姿が目に飛び込んできました。

神社下の御神田(神奈川県神道青年会)では、10月14日に稲作体験「稲刈り」が開催され、翌15日はその一部で、比々多小学校5年生の稲刈りが行われる予定です。

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