相模国三ノ宮・比々多神社

夏越大祓

定刻午後2時、「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)を斎行いたしました。

参進

参進

社務所前において各自手水で清め、宮司以下神職・責任役員・自治会長・氏子崇敬者・総代が御殿に参進(さんしん)しました。

氏子・崇敬者の人形 ( ひとがた )

氏子・崇敬者の人形 ( ひとがた )

参列者が胡床(こしょう)に着座し、太鼓の合図とともに、「大祓奉告祭」(おおはらえほうこくさい)が始まりました。

大祓の神符守札

大祓の神符守札

続いて境内に斎場を移して、「大祓神事」が始まりました。

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参列者が人形(ひとがた)に息を3度吹きかけ、全身をくまなく撫(な)でて人形に罪や穢(けが)れを移し、斎串(ゆぐし:小祓)で各自左目、右目、鼻、口など身体の全てを祓いました。

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氏子・崇敬者の人形の名前を一つずつ読み上げる間、先導の神職に合わせて参列者は大祓詞(おおはらえことば)を繰り返し繰り返し奏上(そうじょう)しました。

麻苧と綿布

祓物(はらえつもの)

祓所(はらえど)の神さまの神威(しんい)により、罪穢を解除(げじょ)する儀として、当社では贖物(あがもの)である祓物(はらえつもの)を八つに取りさきます。

その祓物には木綿と麻苧(あさお)を用いています。

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汗をかきながらも一心になる姿に、多くの参拝者も様子をうかがっていたようです。

左・右・左と茅輪をくぐります

左・右・左と茅輪をくぐります

思ふこと みなつきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓ひつるかな

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三度繰り返すこと、歌を唱えることも古き故事によることです。

総代さんが人形をお焚き上げ

総代さんが人形をお焚き上げ

昔は脇の小川に人形を流して河海に祓いやっていましたが、現在では浄火でお焚き上げをしています。

限定 「 茅輪守 」

茅輪守

尚、大祓の申込の出来なかった方には、限定「茅輪守」を授与所で頒布しています。

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