三寒四温ではありませんが、寒暖の差が激しく、体調管理に気を遣う数日です。
12・13日と神葬祭(しんそうさい)のご奉仕がありました。
通夜の晩には、「通夜祭」(つやさい)を行います。
これは昔の「殯」(もがり)=「荒城」(あらき)の遺風(いふう)であり、遺体を柩(ひつぎ)に納めて安置し、礼を尽くして手厚く奉仕しますが、もう一度蘇って欲しいという願いが込められます。
そして、「遷霊祭」(せんれいさい)では、故人の御霊(みたま)を白木の「霊璽」(れいじ)に遷(うつ)し留め、忌明(きあけ)後は永く家の守護神としておまつりします。
「葬場祭」(そうじょうさい)は故人に最後の訣別を告げる重儀で、その後列次(れつじ)を整えて火葬場に向かい、「火葬祭」(かそうさい)を行います。
今日までは神のまにまに世をぞ経(へ)しまからむ後も神のまにまに
神さまから生まれた私たちは、再び神さまの御許(みもと)に帰っていくという神道の死後観です。