相模国三ノ宮・比々多神社

支部研修旅行(岩手) その3

宿泊先の新鉛温泉(花巻市)愛隣館では、鹿頭(ししがしら)をかぶって踊る郷土芸能「鹿踊」(ししおどり)を見学することができました。

鹿頭

鹿頭

最終日(14日)は、世界遺産となった平泉町の中尊寺(ちゅうそんじ)と毛越寺(もうつうじ)へ参詣しました。

中尊寺は天台宗東北大本山で、慈覚大師(じかくだいし)円仁(えんにん)の開山。3千点余りの国宝・重要文化財は、平安仏教美術の宝庫です。

特に、金色堂(こんじきどう)は奥州藤原氏の栄華を物語る建物で、螺鈿(らでん)細工や蒔絵(まきえ)などの漆工芸、精緻(せいち)な彫金細工は、荘厳で素晴らしいとしかいいようのないものでした。

金色堂(こんじきどう)

金色堂

修学旅行のハイシーズンで、小学生も大勢参詣・見学に訪れていました。

五月雨の 降り残してや 光堂  芭蕉

みちのくの 昔の力 しのびつつ まばゆきまでの 金色堂に佇つ  昭和天皇御製

毛越寺伽藍復元図

毛越寺伽藍復元図

そして、旅の最後に国の特別史跡・特別名勝に指定された毛越寺を参詣しました。

広大な境内に造築された大泉ヶ池は、最古の作庭書「作庭記」の技法を伝える見事な浄土庭園でした。

3日間の研修旅行では、震災の状況視察とともに、教養を深め、支部内のよしみを深める良き旅となりました。

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