2021年2月 のアーカイブ

つながりを感じる日

2021年2月17日 水曜日

昨晩からの強風が日中も吹き荒れ、気温以上の寒さを感じる日となりました。

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宮中や伊勢の神宮、そして全国の神社でも執り行われますが、当社でも午前10時に祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)を斎行しました。

秋の新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)と対となる恒例祭典であり、大祭式を以て執り行う重要な伝統祭事です。

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五穀(ごこく)の豊かな稔りを祈ることは、国家の安泰と国民の繁栄を祈ることになりますが、現在では五穀豊穣と工業・商業を含む諸産業発展の祈りを捧げています。

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春の始まりの神事ですが、年度内最後の恒例行事でもあり、退任される役職の方々には複雑な心境ともいえます。

毎年の事ですが、祭りを通して氏子の皆さんがつながっていく、氏子のつながりの中で祭りが続いていくことを感じる日でもあります。

袍の色目

2021年2月16日 火曜日

社務所前の豊後梅がようやく花開きました。

控えめな淡紅色(たんこうしょく)の色合いが、春浅い季節にぴったりです。

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さて、古く紅色(赤)は「禁色」(きんじき)といって、殿上人(てんじょうびと)以下の諸臣(しょしん)が用いることが禁ぜられ、「聴色」(ゆるしいろ=許色)として淡い色を着用しました。

位階(いかい)により、袍(ほう)の色目には規定があり、現在でも黄櫨染(こうろぜん)の御袍(ごほう)は天皇陛下が晴(はれ)の束帯(そくたい)に着用する黄褐色(おうかっしょく)の袍です。

明日は神社祭祀規定により、大祭に分類される「祈年祭」(きねんさい)です。

宮司は祭祀服装に関する規定により、正装(せいそう)し、赤色の袍を着装して祭儀に臨みます。

出来ることを模索

2021年2月15日 月曜日

昨日は午前10時に神明神社(伊勢原市笠窪)、午後2時に雷電神社(伊勢原市串橋)において祈年祭を執り行いました。

神明神社

神明神社

両社とも年に一度の大祭を4月に控え、コロナ禍の状況でどのような内容で行うかというのが課題です。

昨年は役員のみ、あるいは各種団体代表を加えた中で、祭典をだけを執り行う神社が殆どでしたが、三密を回避しながら出来ることを模索している様子に有り難さを感じました。

雷電神社

雷電神社

注連縄張り

2021年2月14日 日曜日

今朝は大総代と総代による祈年祭(きねんさい)準備で、各所の注連縄(しめなわ)張りが行われました。

コロナ禍により、心ならずも祭事の縮小や省略化等の状況が続く中にあって、注連縄を張り替えることにより、神社の神聖や清浄さを保っています。

神事の前に行うことにより、邪気を祓ひ、災禍を避ける意味合いがあります。

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祈年祭が始まりました

2021年2月13日 土曜日

今年も兼務社の祈年祭が始まりました。

祈年祭は「きねんさい」または「としごいのまつり」といい、春のはじめに五穀豊穣はもとより諸産業の発展を祈る伝統祭事です。

八幡神社

八幡神社

本日は午後2時から八幡神社(伊勢原市坪ノ内)で祈年祭をお仕えしました。

毎週末、約1ヶ月間続きます。

当社では毎年2月17日の午前10時に斎行(さいこう)しています。

出張祭典(外祭)について

2021年2月12日 金曜日

昨日は神棚祭をお仕えした他、診療所や一般住宅新築工事の地鎮祭、本日は新工場新築工事の地鎮祭や駐車場の造成工事に伴う邸内社の奉還祭(ほうかんさい)と、出張祭典(外祭)が続きました。

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本日も住宅の新築にあたり、電話で地鎮祭の申込みをお受けしました。

出張祭典は建物解体のお祓いや地鎮祭、上棟祭、竣功祭等の建築儀礼、新宅祭、宅神祭(神棚祭)、敷地内の邸内社を始め竈(かまど)、井戸、池の祭事、伐木祭、火入式や機械・重機・大型車両のお祓い等、年間を通して様々なお祓いを承っています。

お申し込みには、事のあらまし(内容)を伺い、日時の決定、氏名・住所・連絡先等の確認、準備品、参列人員等、祭儀の内容により詳細をお聞きします。

どうぞお気軽にご連絡下さい。

TEL  0463-95-3237

e-mail   hibita38@gmail.com

皇室の伝統を守り伝える

2021年2月11日 木曜日

今日は国民の祝日「建国記念の日」で、日本の2681回目の誕生日(皇紀2681年)にあたります。

「祝日法」(国民の祝日に関する法律)には、「建国をしのび、国を愛する心を養う」と明文化されています。

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初代の神武天皇(じんむてんのう)【『古事記』では「神倭伊波禮毘古命」 、『日本書紀』では「神日本磐余彦尊」の表記(かんやまといわれひこのみこと)】が橿原(かしはら)の宮に即位された日を、明治改暦の折に換算して2月11日と定め、明治6年に「紀元節」(きげんせつ)として祝日となりました。

戦後は一旦廃止となったものの、多くの国民の声により、昭和41年に祝日として復活しています。

また、今日は大日本帝国憲法が発布された日(明治22年)にもあたります。

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日本の皇室は神話に起源を遡(さかのぼ)る世界最古の王室であり、王朝の断絶や交替が一度もなく、同じ血統の男系(父方系)で126代にわたり継承されてきました。

この世界に誇る皇室の伝統を守るためには、皇位の安定的継承を確保する必要があります。

長い歴史と伝統により育まれた我が国の国柄や在り方を踏まえつつ、現憲法下でも皇族としてのお立場にあった旧宮家の男系男子孫の方々が、再び皇族となることを可能にするための法整備が、最も違和感のない無理のない方法であると考えられています。

竣功祭奉仕

2021年2月10日 水曜日

昨年に比べれば参拝者数に大幅な減少が見られるものの、平日でも個人参拝が絶えることなく続いています。

御神札授与所では、御神矢や熊手、土鈴といった正月の授与品を求める方も多いことから、初詣の分散参拝が続いているようです。

竣功祭の設え

竣功祭の設え

昨年の5月に地鎮祭奉仕で伺った会社の営業所新築工事が無事終了し、本日は目出度くも竣功祭をお仕えすることになりました。

商品倉庫内の祭場で神事を執り行い、事務所のお祓いをしました。

関係者の喜ばしい笑顔に、更なる営業繁栄への意気込みも感じた次第です。

今年の一心泣き相撲

2021年2月9日 火曜日

一心泣き相撲比々多場所」開催のお知らせです。

昨年はコロナ禍の影響により、止むなく開催を断念することとなり、参加予定の皆様には大変ご迷惑をお掛け致しました。

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本年は実行委員会とも綿密に打ち合わせを行い、感染症対策(ガイドライン)を講じながら、これまで以上に安全に配慮して進める計画です。

第11回目となる本年は、9月20日(月)敬老の日(祝日)を予定しています。

開催時間も密をさけるために、午前10時(9時半受付開始)からとなり、枠をA(10:00~)B(10:30~)C(11:00~)D(11:30~)E(12:00~)と広げました。

20210209210545155_0002多くの皆様のご参加をお待ちしています。

東のお稲荷さん

2021年2月8日 月曜日

今日は兼務する稲荷神社(伊勢原市下平間)の例祭日でした。

下平間では、東西に鎮座する稲荷社において隔年で祭典を行っていますが、今年は高台に鎮座する東のお稲荷さんで執り行いました。

高台からは湘南平が目の前に一望できます。

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昨日から気温が一気に下がり、寒さが身にしみる天気でしたが、見下ろす畑や近隣の庭には梅が咲き誇り、そこはかとなく春の兆しを感じます。

引き続き境内の疫神社(えきじんしゃ)において、悪疫退散(あくえきたいさん)・疫病鎮静(えきびょうちんせい)の祝詞(のりと)を奏上(そうじょう)しました。

今年は役員のみの参列でしたが、粛々と神事を厳修(げんしゅう)し、氏子地域のご加護を願いました。