2020年11月9日 のアーカイブ

立皇嗣の礼

2020年11月9日 月曜日

4月19日に予定されていた「立皇嗣の礼」(りっこうしのれい)は、新型コロナウイルス感染症の影響により延期の御沙汰(ごさた)が下されていましたが、昨日(11月8日)の令辰(れいしん=めでたい時、佳節)にあたり、皇居宮殿(こうきょきゅうでん)において、国の儀式として厳かに無事に挙行されました。

畏(かしこ)くも天皇陛下におかせられましては、午前9時に宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)へお出ましになり、「賢所皇霊殿神殿に親告の儀」(かしこどころこうれいでんしんでんにしんこくのぎ)をお仕えあそばされました。

午前11時には宮殿「松の間」において、秋篠宮殿下(あきしののみやでんか)が皇位継承順位第1位である皇嗣(こうし)となられたことを広く内外にお示しになる「立皇嗣宣明の儀」(りっこうしせんめいのぎ)が行われました。

続いて「鳳凰の間」において、皇位継承者の印(しるし)である「壺切御剣」(つぼきりのぎょけん)の親授(しんじゅ)が行われました。

御代(みよ)替わりの御大礼(ごたいれい)の全てが滞りなく執り行われ、国民斉(ひと)しくお祝い申し上げる次第です。

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また、伊勢の神宮では、豊受大神宮(外宮)皇大神宮(内宮)には勅使(ちょくし)が遣(つか)わされ、「奉幣の儀」(ほうへいのぎ)が執り行われています。

当社でも全国の神社同様、臨時祭として「立皇嗣の礼当日祭」を斎行(さいこう)し、奉祝の誠を捧げました。

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