‘時局’ カテゴリーのアーカイブ

例月と変わらず

2020年5月15日 金曜日

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて発出された非常事態宣言について、昨日政府は39県の解除を決めました。

継続となった他の7都道府県同様、当県でも引き続き緊張感を緩めずにつとめなければなりません。

tamagusiさて、皐月(さつき)も折り返しの15日を迎えました。

御神前では例月(れいげつ)と変わらず常の通りに「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、皇室の御安泰と国家の安寧(あんねい)、氏子崇敬者の無事安全、そして感染症の一日も早い終熄を祈りました。

本来ならば、明日の「第33回まが玉祭」に向けて大詰めの準備をしているところですが、新緑に包まれた境内は静けさを保っていました。

同じく中止を決めた「第58回崇敬者祭」ですが、今日は会員の方が年会費を納めにお参りになりました。

あらためてお願い

2020年5月7日 木曜日

緊急事態宣言の発出から今日でちょうど1ヶ月となりました。

これまでも恒例祭のみならず、参拝者や職員等に対する様々な対応を図ってきましたが、更に月末まで延長となったことから、あらゆる点で見直しも必要となりそうです。

「例祭」(4月22日)並びに「相模國府祭」(さがみこうのまち;5月5日)は祭儀(さいぎ)のみの祭礼(さいれい)となりましたが、「第33回まが玉祭」(5月16日・17日)は中止となっています。

また、崇敬者祭(6月21日)や夏越大祓(6月30日)については、今後の状況で判断しますが、延期や取り止めを検討しています。

広報いせはら

広報いせはら

あらためて神社への参拝は、3密(密閉・密集・密接)とはならないものの、短時間を心掛け、マスクを着用するようご理解下さい。

神聖な神域のため、大声を出したり飲食は慎むようお願い致します。

現在、御祈祷や出張祭典も限られていますが、事前予約(来社・電話・ファックス・メール)にてお受けしています。

昨夕と今日は神葬祭(しんそうさい)のご奉仕がありましたが、斎場や火葬場の考えを十分に受け入れながら、尚且つ厳粛さを失わず、そして何より悲しみの中にあるご遺族の心情に添えるようお仕えした次第です。

慎みと精進

2020年4月25日 土曜日

止むなく休業せざるを得ない人たち、あるいは必要不可欠な物資のために必死で働く人たち、また医療現場の最前線で向き合う関係者等、現代社会をこれほどまでに蝕(むしば)む疫病(えきびょう)との闘いは、依然として見通しの立たないまま混沌(こんとん)として予断を許さない状況です。

罹患(りかん)した人たちの早期快復と一日も早い終熄(しゅうそく)を願い、鳥居の内から祈り続けます。

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今日も散歩や適度な運動のため、また真摯(しんし)な祈りを捧げるためお参りになる方々がいらっしゃいました。

一方で、駐車場に車を止めて山歩きをする人たちの姿も見られることから、第二駐車場(神社向かって左)はしばらく閉めさせて頂くことにしました。

特に、大型連休中の行動は今後の盛衰の鍵を握ることから、ともに慎(つつし)みつつ怠(おこた)ることなく精進(しょうじん)を重ねる時と心得ます。

慎みて怠ること莫(なか) 『 古語拾遺 』

祭祀は粛々と

2020年3月2日 月曜日

昨日は八剱神社(平塚市上吉沢鎮座)において、祈年祭並びに御大典奉祝記念植樹奉告祭を斎行(さいこう)し、祭典後に榊苗の植樹式を執り行いました。

また、昨年の台風19号による拝殿(はいでん)の被災に対し、災害慰藉(さいがいいしゃ)規定に基づき、神社本庁からの御見舞を総代長にお渡ししました。

八剱神社

八剱神社

さて、本来であれば、今日明日は「第45回中・平塚・伊勢原連合神社総代会研修会」が開催され、当社からも責任役員・総代を含めて14名で参加する予定でしたが、社会情勢に鑑み取り止めとなりました。

代わりに理事会が開催され、年度内の5月13日(水)・14日(木)に延期実施することが決まりました。

また、多くの神社で春の祭礼が予定されていることから、各社の対応について報告がなされました。

あくまでもウイルスの感染状況を見据えた上での判断となりますが、規模や形態を考慮するものの祭祀(さいし)は粛々(しゅくしゅく)と執り行う旨について確認がありました。

そして、感染拡大が懸念されるようであれば、祭儀後の飲食を伴う直会(なおらい)や神輿(みこし)、山車(だし)、太鼓等の神賑(しんしん)行事は取り止めや縮小、形態を検討するといった動きになりそうです。

何れにしても状況を踏まえた上で、慎重な判断が求められます。

色変えぬ常磐の緑永久に

2020年2月29日 土曜日

市内の小中学校では、新型コロナウイルス感染症の蔓延(まんえん)防止のため、昨日臨時の休業措置(3月2日~3月8日)が講じられました。

当社でも地域や関係諸団体を含めて、出席予定の20件余りの会合や諸行事等が中止もしくは延期となっています。

明日の月次祭に併せ、比々多の大神さまの高き尊き御神威(ごしんい)により、疫病退散(えきびょうたいさん)と事態の早期終息を祈願する予定です。

南金目神社

南金目神社植樹式

さて、今週末も兼務社の祭事が続いています。

今日は南金目神社(平塚市南金目)の祈年祭に併せて御大典(ごたいてん)記念の植樹奉告祭、熊野神社(平塚市千須谷)で植樹式を執り行いました。

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南金目神社では、平成の御大典(平成2年)や悠仁親王殿下(ひさひとしんのうでんか)御誕生(平成18年)の折にも記念植樹を行った経緯があり、既に緑の杜(もり)を形成する樹木となっています。

「色変えぬ常磐(ときわ)の緑永久(とこしえ)に、産土(うぶすな)の御社(みやしろ)の森を造りなさしめ給ひ」と祝詞(のりと)を奏上(そうじょう)しました。

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外より疎び来る災なく

2020年2月21日 金曜日

今日はお稲荷さんに縁(ゆかり)のある午(うま)の日です。

初午(はつうま:2月9日)が日曜日だったこともあり、二の午に企業の稲荷祭(いなりさい)が集中しました。

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市内でも新型コロナウイルス感染症の情報を鑑み、諸行事取り止めの動きが出ています。

企業では従業員の安全が一番ですが、景気の動向や自社への影響も関心事だと思います。

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商売繁昌・事業繁栄を祈る神事ですが、「外より疎(うと)び来る災(わざわい)内より兆(きざ)す禍事(まがごと)なく」と根底を支える従業員の無事を祈り上げました。

明治の日

2019年11月3日 日曜日

今日は国民の祝日で「文化の日」です。

「国民の祝日に関する法律」(祝日法)には「自由と平和を愛し、文化をすすめる」と記されています。

皇居・宮殿では令和初の文化勲章親授式(ぶんかくんしょうしんじゅしき)が行われ、ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰氏等が栄(は)えある勲章を授かりました。

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この日は明治天皇御誕辰(ごたんしん)の日であり、昭和2年には「明治節」という祝日として国民に親しまれていました。

戦後の昭和23年に、文化の日としてあらためて定められましたが、令和という新しい御代を迎え、〝明治の日〟にあらためるという動きも出ています。

交通安全

2019年8月31日 土曜日

昨日、内閣府が公表した国民生活世論調査によりますと、政府への要望で「交通安全対策」が過去最多という結果が出たようで、あおり運転や園児等を巻き込んだ事故、高齢ドライバーによる誤作動等が影響しているものと見られます。

今朝は交通安全祈願で新車のお祓いに向かうと、駐車場にはお祓いの車を含めて、赤い車が5台も並んでいました。

目立つ色の車は事故に遭いにくいという記事を目にした事がありますが、一瞬世相を反映しているのかなと感じつつ、祈願主の方に寄り添ってお祓いを執り行いました。

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交通安全祈願の方には、祈願主の名入り祈祷札(きとうふだ)、車用の名前・ナンバー入り交通木札(こうつうきふだ)、交通安全ステッカー等を授与(じゅよ)しております。

また、社殿における祈祷後に、車祓所(くるまはらえど)において車両のお祓い、運転者本人による御神水でのお清めを行っています。

税率改正を前に

2019年8月29日 木曜日

葉月も明日・明後日を残すのみとなり、市内の小・中学生の夏休みもお仕舞いです。

今日は今月最後の大安吉日、また戌の日とあって、早い時間から安産の御祈願がありました。

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また、地鎮祭や解体祓にも出向きましたが、昨日の初秋の気配とは異なり、真夏日の厳しい残暑の中で、参列者も汗を拭(ぬぐ)っていました。

1ヶ月余りで消費税率の改正となりますが、住宅購入側は一生に一度あるかないかの非常に大きな買い物であり、片や販売側は営業の好機でもあり、消費税について花が咲いていました。

年末年始に向けて、諸通知も新料金の切手や葉書の準備を進めています。

人口増と空き家現象

2019年7月11日 木曜日

雨とともに気温の上がらない日が続くと、暑中見舞いや時候の挨拶、御中元の品物にも苦慮します。

しかしながら、着物を着て奉仕する私たちには、涼しくてありがたいこともあります。

保育施設の地鎮祭

保育施設の地鎮祭

さて、老夫婦が一戸建ての住宅を手放し、マンション住まいを選択したことで、そこを新事務所として購入した企業のお祓いがありました。

また、区画整理事業により新築住宅が増加したことにより、子育て世代が増えて、地域で保育施設の必要性が求められ、その地鎮祭をお仕えしました。

総務省が昨日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(1月1日現在)によると、国内の日本人の人口は前年比43万3239人減(▲0.35%)の1億2477万6364人となり、10年連続の減少となった一方で、外国人の人口は16万9543人増(6.79%)という高い伸びを示したようです。

また、昨年の出生数は92万1000人と過去最少を記録しました。

今日は高齢化と少子化のみならず、人口増加と地域の空き家現象について考えさせられました。