‘暦’ カテゴリーのアーカイブ

黄鶯睍睆

2018年2月9日 金曜日

節分で鬼を追い払いましたが、寒さは去らない日々です。

七十二候(しちじゅうにこう)は立春の第二候で、「黄鶯睍睆」(こうおうけんかんす=うぐいすなく)です。

鶯(うぐいす)は〝 春告鳥 〟(はるつげどり)の異名をもちますが、『古今和歌集』のこの歌にもとづくそうです。

うぐひすの 谷より出づる 声なくは 春来ることを 誰か知らまし

大江千里(おおえのちさと)

初音(はつね)を耳にする日も近そうです。

umeniuguisu明日から兼務社では、五穀豊穣と国家安泰を祈る「祈年祭」(としごいのまつり・きねんさい)が始まります。

良き月

2018年2月1日 木曜日

昨晩は最大級の月が見られる「スーパームーン」と珍しい満月「ブルームーン」、そして皆既月食が重なり、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ばれる赤銅色の神秘的なお月さまが夜空に浮かびました。

天岩戸(あまのいわと)神話では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩屋へお隠れになり、忽(たちま)ちに真っ暗闇になりますが、神々の知恵と協力により元の明るい世の中に戻ります。

日や月が隠れてしまう現象は、科学の解明されていない時代には、相当不吉に感じたことでしょう。

昨晩の月

昨晩の月

さて、月があらたまり「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、良き月であるよう祈り上げました。

斎主(さいしゅ)をつとめた権禰宜(ごんねぎ)が、寝込まなかったものの、年末年始に喉を痛めてしまったことを回想していました。

職業柄、腰痛や膝、肩等の関節の痛み、冷えやあかぎれ、しもやけ等とも上手に付き合いながら、今月も健康に留意しながら祭事をご奉仕して参ります。

社頭掲示 如月

社頭掲示 如月

如月(きさらぎ)の予定です。

1日(木)月次祭、3日(土)10時・12時・15時 節分追儺祭(せつぶんついなさい)、15日(木)月次祭、17日(土)10時 祈年祭(きねんさい)

兼務社

3日(土)真田神社(平塚市真田)節分祭、8日(木)稲荷神社(伊勢原市下平間)例祭、10日(土)八幡神社(伊勢原市坪ノ内)祈年祭、11日(日)神明神社(伊勢原市笠窪)・雷電神社(伊勢原市串橋)祈年祭、12日(月)北金目神社(平塚市北金目)祈年祭、18日(日)石座神社(秦野市鶴巻)・落幡神社(秦野市鶴巻南)祈年祭、24日(土)御嶽神社(伊勢原市池端)・神明社(伊勢原市上平間)祈年祭、25日(日)八坂神社(平塚市入野)・十二柱神社(伊勢原市田中)祈年祭

7日(水)は初午(はつうま)にあたり、企業の邸内社等で初午祭が執り行われます。

寒の後半へ

2018年1月20日 土曜日

今日は正月行事も終わりとなる「二十日正月(はつかしょうがつ)」。「女正月」「骨正月」ともいい、業を休む日にあたります。

しかしながら、土曜日とあって朝から御朱印巡りの多い一日でした。

さて、年頭の法人祈祷は徐々に少なくなってきましたが、節分(2月3日)までは「年頭安全祈願祭」としてお仕えし、「元旦祈祷」の御神札を授与しています。

明日は日曜日、個人祈祷、特に〝 厄年 〟のお祓いが多くありそうです。

kagurasuzu

それほど寒さを感じない「大寒」(だいかん)でしたが、週明けには雪の予報も出ています。

立春(2月4日)まで〝 寒の後半 〟の15日間、寒さ以上に気を引き締めながら、気持ちも春に向かいたいと思います。

雨風も紅葉も月雪も何れも神の姿なりけり

大志

2018年1月8日 月曜日

当地では乾燥注意報が解消されるような恵みの雨が降りました。

砂埃(ほこり)も掻き消され、境内にも潤いがもたらされたようです。

一方で、外で執り行う地鎮祭では、雨風に多少悩まされました。

seijin

さて、今日は新成人をお祝いする「成人の日」です。

戦後の昭和23年に制定された祝日で、平成12年(西暦2000年)のハッピーマンデー制度により、1月第2月曜日となりました。

それまでは小正月にあたる1月15日でしたが、日が変わってから雨が多いようにも感じます。

伊勢原市では1026人が晴れの成人式を迎えました。

成人式は「冠婚葬祭」(かんこんそうさい)の〝 冠 〟にあたり、古来、男子は「加冠」(かかん)「元服」(げんぷく)の儀、女子は「髪上げ」の儀式を行い、成人としての自覚を促しました。

神社でも美しい着物を身にまとい、家族や友人とともにお参りする姿が見られ、とても微笑ましく感じました。

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という祝日法の意味を理解し、責任をもって行動する社会人として歩んで欲しいと思います。

志を立つることは大にして高くすべし

小にして低ければ小成(しょうせい)に安じて成就しがたし

貝原益軒「五常訓」

七種粥

2018年1月7日 日曜日

正月七日の今日は五節句の一で「人日」(じんじつ)。

粥(かゆ)に芹(せり)、薺(なずな=ペンペン草)、御形(ごぎょう=母子草)、繁縷(はこべら=はこべ)、仏の座(ほとけのざ=田平子)、菘(すずな=蕪)、蘿蔔(すずしろ=大根)の七草を入れて食し、無病息災を祈る習わしは今でも全国で行われています。

けふぞかし薺はこべら芹つみてはや七種のおものまゐらむ 慈鎮和尚『拾玉集』

芹薺五形はこべら仏の座菘すずしろこれぞ七種 『年中故事要言』

今日までは松の内ですが、正月の一区切りで門松や七五三(しめ=注連)飾りを取り除きます。

nanakusagayu御神前に七種粥をお供えし、職員や臨時奉仕者も無病息災を願いつつ、ありがたく食しました。

企業の年頭安全

2018年1月5日 金曜日

今日は二十四節気の「小寒」(しょうかん)で、一年の内で最も寒い季節になりました。

寒の入りらしく、日の出以降は日もあたらない曇り空となり、気温の上がらない一日でした。

昨日から出張祭儀も始まり、工場関係の年頭安全祈願祭へ出向いています。

束の間の正月休みを終え、今日から出社という会社が多いようですが、年初に安全を願うのはどの企業も同じ事のようです。

IMG_1351

神社では朝7時半から閉門前の4時半過ぎまでご祈願が続きました。

今日だけでも土木、建築、建設、不動産、設計、塗装、産業廃棄物処理、保険、金属加工、製造、出版、印刷、建具、管工事、造園、左官、鉄鋼、運送、商社、病院、介護老人施設、福祉施設、ビルメンテナンス、自動車販売、技術開発施設、販売、サービス、賃貸、遊技、卸、古物商、経営コンサルタント等、あらゆる業種の祈願祭をお仕えしました。

納め

2017年12月16日 土曜日

暦には「納めの水天宮」(12月5日)、「納めの薬師」(12月8日)、「納めの金毘羅」(12月10日)、「納めの大師」(12月21日)、「納めの地蔵」(12月24日)、「終(しま)い天神」(12月25日)、「納めの不動」(12月28日)と、神仏の今年最後の縁日(えんにち)が記されています。

今年は兼務社の祭事納めが例年より少し早く、久しぶりに祭典のない週末となりました。

日柄も良く、地鎮祭や家屋解体祓等のご奉仕がありましたが、建築儀礼も来週の月曜を境に、ほぼ奉仕納めとなります。

DSC01883

大雪

2017年12月7日 木曜日

二十四節気の一で「大雪」(たいせつ)を迎え、七十二侯(しちじゅうにこう)では「閉塞成冬」(そらさむくふゆとなる)です。

身体が芯から冷えて、暖かい料理が恋しくなる季節ですが、忘年会も盛んな時期になります。

IMG_1055

今日は大安吉日、この時期に多い新車購入に伴う交通安全祈願祭並びに車両清祓のご祈願が続きました。

また、御神前には氏子・崇敬者の方々から糯米(もちごめ)や野菜、果物、生花等の献備品が上がりました。

職員も風邪の予防に努めながら、気を張って年の瀬へと向かっていきます。

日の吉凶は迷信?

2017年11月25日 土曜日

境内のモミジの葉は徐々に縮(ちぢ)れてきましたが、未だしばらくは見頃です。

今月最後の週末は土曜の大安、天候にも恵まれて七五三参りを中心に境内は多くの人出となりました。

また、兼務社の祭典や地鎮祭、伐木清祓などの出張祭儀なども重なりました。

kaiun30

さて、暦には「暦注」(れきちゅう)といって、天象(てんしょう)、七曜(しちよう)、干支(えと)、朔望(さくぼう)、潮汐(ちょうせき)、二十四節気(にじゅうしせっき)、十二直(じゅうにちょく)、日の吉凶、二十八宿(にじゅうはっしゅく)、九星(きゅうせい)、六曜(ろくよう)、雑節(ざっせつ)などの事項が記されています。

「本日はお日柄(ひがら)も良く・・・」という挨拶を聞くことがありますが、暦には日の吉凶が記され、結婚式や葬式の日取りなど、現在でも広く使用される暦注の一つが「六曜」です。

六曜は六輝(ろっき)とも呼ばれ、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六曜星(りくようせい)をいい、本来は「リクヨウ」と読むのが正しいそうです。

また、七曜(しちよう)は一週七日に割り当てた曜日の総称ですが、日・月に木星、火星、土星、金星、水星の五星を合わせたものです。

江戸時代には七曜に吉凶が割り当てられ、例えば日曜星は「この日は万事良し。財宝に縁あり、商人は利徳倍増、不信心の輩(ともがら)は病あるか、妻子に水損あるか、口舌(くぜつ)ごとあるか、食あたりなどあるべし。信心して良し、家造り普請(ふしん)など悪(あ)し。」(『増補暦略註』文政13年刊)などとあるようです。

日の吉凶は迷信や俗信といえばそれまでですが、内閣改造などにも大安が選ばれるそうです。

新穀勤労感謝祭

2017年11月23日 木曜日

今日は国民の祝日で「勤労感謝の日」(勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。)です。

明治6年(1873)から昭和22年(1947)までは「新嘗祭」(にいなめさい)で親しまれた祝祭日です。

IMG_0927

今年前半の祭事は晴れ続きでしたが、泣き相撲(9月17日)、正祭・慰霊祭(10月22日)、酒祭(11月8日)そして今日と、残念ながら秋以降は雨儀(うぎ)となっています。

IMG_0932

しかしながら、ご神前には氏子・崇敬者、生産者の真心として、今年も多くの初穂が上がりました。

IMG_0924

昨日は氏子総代さんに周辺の草刈り清掃、境内一円の注連縄(しめなわ)張りのご奉仕をして頂き、厳かで清々しい神事を斎行(さいこう)することが出来ました。

IMG_0921