本日は大安とあって、地鎮祭や井戸埋のお祓いなどがありましたが、お稲荷さんの神事も複数あり、狐像(きつねぞう)の新造にあたり清祓を執り行いました。
稲荷神社では狐が神使(かみのつかい)とされています。
因みに、伊勢の神宮では鶏(とり)、春日神社では鹿、日吉神社では猿、熊野神社では烏(からす)、北野神社(天神さん)の牛、八幡神社の鳩、松尾神社の亀などが神使とされています。
稲荷神社は、食物の神さま、御饌津神(みけつかみ)をおまつりしていますが、「みけつ」が「御狐(おけつね)」、「三狐(みけつね)」などに転じたものとされ、狐が稲荷神社の神さまと誤解されています。
狛犬と同様に、「阿(あ)」(上座:向かって右)「吽(うん)」(下座:向かって左)の一対で、向かって右側は口を開き、向かって左側が口を閉じ、口に何かくわえているものが多いです。
口にくわえているものは、農耕神・穀霊神の象徴として、玉や稲束を刈る鎌、穀物蔵の鍵などが特徴的です。
また、仏教の荼吉尼天(だきにてん)と結びついた信仰から、お経の巻物、火焔(かえん)の燃え上がる如意宝珠(にょいほうじゅ)などの仏法の具などがあります。
吽形さんが咥えている、棹の先にグルグルしたものがついてるものが何なのかと探していたら、こちらを見つけました。
蔵の鍵なんですね!
勉強になりました、ありがとうございます(*´▽`)