相模国三ノ宮・比々多神社

言霊

今日は平成22年2月22日です。2時22分に記録の写真を撮ろうかと思いましたが、残念ながら撮り損ねました。この日の記念入場券や記念切符を求めたり、この日に入籍をするなど其処彼処(そこかしこ)で記念にする方がいたことと思います。

日本に限らず、ぞろ目にこだわる国は多いかもしれませんが、日本では縁起担ぎとして、「昆布」(喜ぶ)、「鯛」(めでたい)などの語呂(ごろ)を用いたり、「4」(死)、「9」(苦)などを忌(い)みの数字として病院やホテルなどでは使用しないなどの例は多く見られます。

語呂ではないものの「弐」の文字の二を三に表記する扁額(へんがく)

語呂ではないものの「弐」の文字の二を三に表記する扁額(へんがく)

これは、“言霊”(ことだま)といわれる日本古来からの精神文化に根付くものと思われます。

『万葉集』の柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の歌に、

志貴島(しきしま)の日本(やまと)の国は事霊(ことだま)の佑(さき)はふ國ぞ福(さき)くありとぞ

とあるように、私たち神職の奏上する祝詞(のりと)では、発する言霊の力を大切にしています。

祝詞は神さまへの「称(たた)えごと」

祝詞は神さまへの「称(たた)えごと」

 

人を批判するのは簡単ですが、ほめることって意外と難しいことです。

コメントをどうぞ