相模国三ノ宮・比々多神社

国旗制定記念日

27日は、暦には「国旗制定記念日」とあります。

明治3年(1870)1月27日(新暦では2月27日)、太政官布告(だじょうかんふこく)に「御國旗」として規定され、日本船の目印として採用されたようです。これに因み、日本国旗協会が定めたそうです。

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私たち日本人は、農耕や漁労生活の中で、四季折々に自然とともに暮らしを営み、太陽を信仰の対象とし、感謝の真心を育んできました。

聖徳太子が小野妹子に、隋の煬帝(ようだい)へ遣わした国書には、「日出処天子至書日没処天子無恙云々」(日出づるところの天子、書を日没するところの天子に致す。つつがなしや、うんぬん・・・)とあります。方角をさしているのはもちろんですが、表現がとても巧みです。  

古くは、高松塚古墳やキトラ古墳(ともに奈良県)の壁画には金色の日象が描かれています。源平合戦では、平氏が「赤地に金丸」、源氏が「白地に赤丸」を用いたのが旗印としての始めともいわれています。

日の丸紋・布目瓦(三之宮郷土博物館収蔵)

日の丸紋・布目瓦(三之宮郷土博物館収蔵)

何時の世も変わることなく差し登る太陽を象(かたど)り、丸は永遠に終わりのない繁栄を、赤は偽(いつわ)りのない真心を、白は清浄を尊ぶ日本人の生き方を示しているといわれます。

 

サッカーのアジア・カップ準決勝(25日)では、日本は宿敵韓国を倒し、決勝戦(29日)は、オーストラリアと戦うことになりました。4度目となるアジアの頂点を目指し、好試合を期待するとともに、日の丸が高々と揚がることを楽しみにしています。

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