相模国三ノ宮・比々多神社

本然の姿に立ち直る儀式

昨日は国民の祝日で「海の日」、今日は「スポーツの日」でした。

東京オリンピック開催のための特例措置でしたが、世界を震撼(しんかん)させる感染症の広がりにより、4年に一度のスポーツの祭典も幻(まぼろし)となってしまいました。

本来ならば梅雨も明けて、一年中で一番暑い季節が到来する頃ですが、今年は各地で海水浴場が閉ざされ、風物詩の花火大会もなく、蝉(せみ)や朝顔までもが遠慮しているような季節の進み具合です。

人形

人形

さて、明日は午後2時から「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)を執り行いますが、雨の予報が出ていることからその設営にも頭を悩ますところです。

例年通り、比々多地区内の各地域、また崇敬者の方々から「人形」(ひとがた)が寄せられました。

当社では人形と呼称していますが、形代(かたしろ)、撫物(なでもの)、雛形(ひながた)ともいわれ、人の身に代わるものです。

大祓は祓所(はらえど)の神の神威(しんい)により、人々の罪穢(つみけがれ)を解除(げじょ)し、本然(ほんぜん)の姿に立ち直る儀式です。

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