相模国三ノ宮・比々多神社

相模國府祭臨時祭と総社御大祭

暦の上で二十四節気の「立夏」(りっか)を迎え、相模國府祭(さがみこうのまち:県指定無形民俗文化財)も夏用装束(しょうぞく)でご奉仕です。

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類社(るいしゃ)である一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、三之宮・比々多神社、四之宮・前鳥神社、一国一社・平塚八幡宮において、同刻の午前9時に相模國府祭臨時祭を執り行いました。

感染症の影響により伝統の神事が例年通りに行えない事、代わって総社・六所神社において神対面神事(しんたいめんしんじ)を執り行う事などを神さまに奉告(ほうこう)し、天下泰平と五穀豊穣、疫病の一刻も早い終熄(しゅうそく)を祈りました。

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参列の方々のお見送りを受けて、宮司は御分霊(ごぶんれい)である守公神(しゅこうしん)を捧持(ほうじ)し、奉迎使(ほうげいし)役の責任役員とともに、総社へと向かいました。

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総社に六社が揃い、定刻午前11時に総社御大祭(そうしゃおんたいさい)が始まりました。

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例年であれば、大磯の神揃山(かみそろいやま=神集山)祭場で神事を執り行っていることから、総社御大祭の様子は知る由(よし)もないため、言わば貴重な機会ともいえます。

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略儀ながら六社の神々に祈りを捧げ、1300余年の伝統神事を心と形で結ぶ事が出来ました。

(画像提供:六所神社)

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