相模国三ノ宮・比々多神社

午祭

今日は二月「初午」(はつうま)の日(地方では陰暦二月)で、全国津々浦々におまつりされる稲荷神社の祭礼日です。

はつむまに狐のそりし頭かな 芭蕉

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稲荷の祠(ほこら)は神社境内のみならず、町内や寺院、屋敷内、会社の敷地やビルの屋上と、至る所に鎮座して、古くから庶民に親しまれています。

春の農事に先駆けて豊年を祈る田の神の信仰が、江戸の商家や町人信仰へと広がり、五穀豊穣・商売繁昌など広く信仰されています。

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年により二の午や三の午に稲荷祭の依頼を受けることもありますが、今年は初午に集中したこともあり、禰宜・権禰宜3人で手分けして祭事をご奉仕しました。

明日は兼務する稲荷神社(伊勢原市下平間)の例祭があります。

コメント / トラックバック2件

  1. 鈴木治美 より:

    春が来た~って思う初午ですが 今年は寒くてなかなかそうはいきません

    でも  お稲荷さんをちゃんと食べました

    江戸時代は 初午の日に 商売屋さんかな? 江戸市中のお家か?軒先に 川柳か俳句を提灯に書いて かかげたとか 時代劇で観たことがあるんですが そうだったら粋な春を迎える行事だったのでしょうね

    おつとめ お疲れさまでした  御祈願ありがとうございます

  2. 禰宜 より:

    鈴木治美 様

    節分に太巻寿司ならぬ恵方巻を食べる風習が、いつのまにか巷にに広まりました。
    しかしながら、初午に稲荷鮨を食すのは、当地ではなかなか見られずに残念です。
    京都の伏見稲荷や愛知の豊川稲荷、茨城の笠間稲荷の門前では美味しそうな様々なお稲荷さんがあり魅力的です。
    余寒厳しき折、どうぞご自愛下さい。

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