相模国三ノ宮・比々多神社

現世の境へ

世間では束の間のお盆休みを終えて、故郷や行楽地から戻るUターンラッシュとなっています。

当家では参集殿で一年祭を執り行いましたが、家族・親族、近隣の人たちがお参りし、御霊(みたま)を慰めました。

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今年も穏やかなお盆が過ぎて行きました。

今宵は京都の風物詩として有名な「五山送り火」(大文字焼き)が行われていますが、各地の「灯籠流し」(とうろうながし)や「精霊流し」(しょうろうながし)も含め、山や海が現世との境と考えられてきたことを意味します。

迎え火に比べると寂しい気もしますが、神道の当家でも、門口に苧殻(おがら)を据え、帰り道を明るく灯して祖霊をお送りしました。

コメント / トラックバック2件

  1. 鈴木治美 より:

    神道でも送り火をなさるんですね

    1年の節目のお盆ですね

    火で送るということには 道案内という意味があるのでしょうか?

  2. 禰宜 より:

    鈴木治美 様

    ありがとうございます。
    道案内は良い表現かもしれませんね。
    火を焚くことは幻想的であり、昔も今も変わらないその〝雰囲気〟を大切にしたいものです。

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