相模国三ノ宮・比々多神社

心地よい夕間暮れ

午後4時半、特設舞台において初日の主要行事である「まが玉祭奉告祭」(ほうこくさい)を執り行いました。

参進

参進

『古事記』には「朝日の直差(たださ)す国、夕日の日照(ひで)る国」という表現がありますが、眩(まぶ)しいくらい日がよく差しました。

まが玉祭奉告祭

まが玉祭奉告祭

御神火(ごしんか)により篝火(かがりび)に火が入り、まが玉祭の象徴である「まが玉」を御殿から舞台に遷(うつ)して神事は修められました。

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これよりは「管絃と舞楽の夕べ」の始まりです。

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暫(しば)しの間、幽玄美(ゆうげんび)溢(あふ)れる雅楽(ががく)の音色に時を忘れ、心穏やかに過ごして頂きました。

管絃(かんげん)

管絃(かんげん)

今年は比々多神社雅楽会による演奏で、管絃・現代曲・舞楽(ぶがく)の3本柱で演目が進められました。

舞楽「貴徳」(きとく)

舞楽「貴徳」(きとく)

途中、笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)の管楽器(かんがっき)、琵琶(びわ)・箏(そう)の弦楽器(げんがっき)、鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)の打楽器についての説明もあり、雅楽について理解と興味を深めた方も多かったのではないでしょうか。

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舞楽「貴徳」に用いられた面は、国宝に指定されたもののレプリカで、その形相(ぎょうそう)に境内に居た子供たちは驚きを見せ、多くの大人も初めて見るその姿や動作に、吸い込まれるように見入っていました。

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1時間20分余りの演奏時間でしたが、しばらくは感動の余韻(よいん)にひたる、とても心地良い夕間暮れとなりました。

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ご来場の皆様、ありがとうございました。

明日の2日目も様々な内容で充実した「まが玉祭」が開催されますので、どうぞお越し下さい。

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