相模国三ノ宮・比々多神社

天神信仰

都心では4日連続の猛暑日が続き、観測史上最も長い記録で、7月に4日も猛暑日が続くのは初めてのことだそうです。まさしく天変地異(てんぺんちい)ともいえる異常気象です。

熱中症患者も後を絶たぬ状況で、雨が欲しい状況です。境内でも枝垂れ桜が1本枯れかけており、連日境内の水やりに時間を費やしています。

さて、明日25日は菅原道真公(すがわらのみちざねこう)のご縁日(えんにち)で、全国の天神社でお祭りがおこなわれます。中でも、天下の三大祭(*さんだいまつり)の1つといわれる天満宮(大阪)では天神祭(てんじんまつり)が行われます。

*三大祭~他に祇園祭(ぎおんまつり 京都・八坂神社)と江戸の天下祭(神田祭と山王祭)

京都・北野天満宮

京都・北野天満宮

道真公は、延喜元年(901)時の左大臣・藤原時平(ふじわらのときひら)の中傷により、太宰府(だざいふ)に左遷され、その地で薨(こう)じました。その後、京の都では天災地変が起こり、道真公の怨霊(おんりょう)の祟(たた)りであると恐れられました。そして、天暦元年(947)、朝廷は北野に天満宮を建てて道真公の霊を祀りました。

湯島・天満宮

湯島・天満宮

道真公は5歳の若さで和歌を詠じ、11歳で詩をつくりました。後に『三代実録』(さんだいじつろく)、『類聚国史』(るいしゅうこくし)、『新撰万葉集』(しんせんまんようしゅう)の編著にあたり、学者として秀でた才能を発揮しました。現在では、学問の神さまとして信仰を集め、受験シーズンには全国の天神さまが賑わいます。

天保5年の社伝記に記されている天神社

天保5年(1835)の社伝記に見られる天神社

 比々多神社の社伝記(天保年間)にも天神社が記されています。

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