相模国三ノ宮・比々多神社

坪井正五郎の人柄

昨日に続き、冷たい雨と風の強い一日です。

この雨の中、『坪井正五郎-日本で最初の人類学者』の著者・川村伸秀氏を始め、茅ヶ崎市内に住む方々7名が訪ねて来られました。

坪井正五郎企画展(平成27年5月予定・茅ヶ崎市立図書館)開催にあたり、当社に残る書簡の調査とのことでした。

左:明治34年正月 右:明治40年正月

左:明治34年正月 右:明治40年正月

坪井正五郎は、文久3年(1863)江戸生まれの人類学者で、モースの大森貝塚発見に影響を受けて考古学に興味を持ったとされ、考古学の草分け、日本の人類学の始祖といわれる人物です。

東京大学教授として、現在の自然人類学、文化人類学、民俗学、考古学と幅広い研究を重ね、石器時代住民=コロボックル説を唱えたことで知られます。

当社周辺は古代文化発祥の地であり、考古学研究のため何度も足を運んだものと考えられます。

三之宮郷土博物館には、先々代宮司との親しい縁を感じる書簡が残されています。

その内容は真面目な研究者とは異なるユニークな一面を知ることができます。

コメント / トラックバック2件

  1. より:

    「湘南を記録する会」事務局の楠です。昨日は貴重なお時間を取っていただき、またいろいろと教えていただきありがとうございます。

  2. 禰宜 より:

    湘南を記録する会
    事務局 楠 正昭 様

    一昨日は足下の悪い中、お揃いでようこそお越し頂きました。
    お役に立てたかどうか分かりかねますが、「文書類を整理して調べられたら良いのですが」と宮司が申しておりました。
    企画展の準備が着々と進みますようお祈り申し上げます。

      再拝

    比々多神社 禰宜 永井武義

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