相模国三ノ宮・比々多神社

〝事始め〟のご神徳

今日で長月もお仕舞い、月の暦も残り3枚となります。

本日は御礼参りや神恩感謝、会社設立にあたっての社業繁栄祈願などの諸祈願がありました。

当社の主祭神は、『古事記』では神代七世(かみよななよ)の一柱として「豊雲野神」(とよくもぬのかみ)の名で、『日本書紀』では国常立尊(くにのとこたちのみこと)、国狭槌尊(くにのさつちのみこと)に続き、第三番目に「豊斟渟尊」(とよくむぬのみこと)として現れる神さまです。

神名から混沌(こんとん)の状態を神格化したもの、土地の成立、動植物の出現、整備などを表現するといわれ、天地開闢(てんちかいびゃく)の国土神であり、国土創造という極まりなき広いご神徳を発揚(はつよう)される神さまです。

故に、大地開発、発明、創造、結婚、出産、入園、入学、就職、新車、新宅など、あらゆる〝事始め〟のご神縁(しんえん)を垂れ給うわけです。

正式参拝後の集合写真

正式参拝後の集合写真

さて、午後から静岡県駿東支部女子神職会の皆さまがお参りになりました。

神奈川県神社庁は10支部で組織されていますが、静岡県神社庁は15支部で、静岡県東部の御殿場市、沼津市、駿東郡から女性神職の方々が参拝研修でお越しになりました。

限られた時間ではありましたが、神社の地理や由緒、お祭りや地域の特徴などのお話をするとともに、様々な意見交換をする有意義な場となりました。

〝事始め〟の神さまのご神威(しんい)を得られて、新たな始まりとなりますようお祈り申し上げます。

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