一頃は五月病(ごがつびょう)といって、新入生や新入社員が連休明けに神経症を患うことがありましたが、最近では会社の研修が一段落して、勤務地に配属されたり、現場で仕事をはじめる関係で、適応障害に悩む“六月病”があるようです。
今日は、家を建てる為の家相(かそう)の相談、お墓についての相談、転職についての相談、屋敷の古木を切る為の相談などが相次ぎました。人それぞれに悩みはもっているものですが、少し前までは「悩みがあるのでお祓いをお願いします。」というケースが多かったのですが、悩み自体の相談が増える傾向にあります。
日本神話では、アマテラスオオカミが岩屋にこもり、世の中が真っ暗闇となりましたが、八百万の神々が集まり相談し、力を出し合って岩戸を開き、元の明るい生活に戻ることができました。
連日、欅(けやき)の大木に梟(ふくろう)がやってきて、陽が沈む頃に鳴き出します。
梟は、深い洞察力を感じさせる黒い眼をもち、高みから見下ろす落ち着きようは森の哲学者ともいえます。パラボラ集音機の役目を果たす顔面、音を正確につかむ為に位置のずれた左右の耳、両眼視できる目の位置、360度近く回転する首、前後に自在に回転する4番目の指など、他の鳥類にはない秘密兵器を数多くもっているそうです。
闇夜に働く森の賢者、梟博士に皆さんの悩みを飲み込んでもらい悩みを解消して欲しいものです。
≪…神話「天の岩戸開き」…≫と≪…森の哲学者…≫から、大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】の[哲学]は、[大和のモナドの杜](有明山神社の開運招福の碑)に想う・・・