2019年7月 のアーカイブ

清水祭

2019年7月13日 土曜日

先週の上平間(伊勢原市上平間)水神講(すいじんこう)に始まり、今日の下平間(伊勢原市下平間)清水祭(しみずさい)、明日の八坂神社・水神社(平塚市千須谷・熊野神社境内社)と水神祭が続きます。

清水祭

清水祭

今日の清水祭では、早朝から恒例の池さらいが行われ、清められた池にはザリガニが元気よく動き回っていました。

採れたての新鮮野菜が供えられ、神社役員、自治会、土木、農業委員、隣組、老人会等、それぞれの代表が玉串を奉(たてまつ)り祈念を込めました。

その後、隧道(ずいどう)でも同様の祭儀を執り行いました。

生産者のみならず、水の恵みに感謝し、天候の安定を願う言葉が交わされました。

人口増と空き家現象

2019年7月11日 木曜日

雨とともに気温の上がらない日が続くと、暑中見舞いや時候の挨拶、御中元の品物にも苦慮します。

しかしながら、着物を着て奉仕する私たちには、涼しくてありがたいこともあります。

保育施設の地鎮祭

保育施設の地鎮祭

さて、老夫婦が一戸建ての住宅を手放し、マンション住まいを選択したことで、そこを新事務所として購入した企業のお祓いがありました。

また、区画整理事業により新築住宅が増加したことにより、子育て世代が増えて、地域で保育施設の必要性が求められ、その地鎮祭をお仕えしました。

総務省が昨日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(1月1日現在)によると、国内の日本人の人口は前年比43万3239人減(▲0.35%)の1億2477万6364人となり、10年連続の減少となった一方で、外国人の人口は16万9543人増(6.79%)という高い伸びを示したようです。

また、昨年の出生数は92万1000人と過去最少を記録しました。

今日は高齢化と少子化のみならず、人口増加と地域の空き家現象について考えさせられました。

一心泣き相撲のお申し込み

2019年7月9日 火曜日

曇り空の一日でしたが、一昨年より6日遅く、昨年よりも13日遅く、境内で蝉(ニイニイゼミ)の初鳴きがありました。

梅雨明けは小中学生の夏休み頃でしょうか。市内では果樹農家も繁忙期に入り、晴れ間が望まれる日々です。

昨年の様子

昨年の様子

さて、境内で蝉の鳴き声が盛んな頃、「一心泣き相撲比々多場所」を開催します。

開催は9月16日(月:敬老の日)で、今年で10回目の恒例行事です。

当社へ「初宮参り」で参詣の方(対象年齢:生後半年から2歳半の男女)には直接お知らせしていますが、早い時間から順番に締切りとなりますのでお早めにお申し込み下さい。

御大典記念事業

2019年7月8日 月曜日

昨日は二十四節気の「小暑」を迎えましたが、未だ夏の熱気には遠い陽気です。

平成の御大典記念事業

平成の御大典記念事業 芳名簿(南金目神社)

さて、午前中は南金目神社(平塚市南金目)、午後には神明社(伊勢原市上平間)において大祓奉告祭並びに大祓神事を執り行いました。

南金目神社ではこの度、「幟ポール一対」並びに「国旗掲揚塔」を設置する運びとなり、天皇陛下御即位の御大典(ごたいてん)記念として、奉祝事業を進めることになりました。

境内には平成の御大典記念として行われた社殿改修事業の芳名簿がありますが、御代ごとの取組みが後の頼りとなっています。

交通安全祈願と車両のお清め

2019年7月7日 日曜日

夏の賞与が支給される時期となり、この週末は新車のお祓いが続きました。

当社では拝殿で交通安全祈願祭を執り行い、祈願者には祈祷札(きとうふだ)、交通安全木神札(こうつうあんぜんきふだ;車両用)、交通安全ステッカー等の撤下品(てっかひん)を授与しています。

交通安全ステッカー

交通安全ステッカー

また、祈祷後に車の祓所(はらえど)において、神職による車両(四方)のお祓い、そして御神水(ごしんすい)を用いて、祈願者自らお清めをお願いしています。

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奇し

2019年7月6日 土曜日

今日もお天道さまは望めませんでしたが、雨に降られず比較的涼しい中で、北金目神社(平塚市北金目)や落幡神社(秦野市鶴巻南)の大祓、上平間水神講(伊勢原市上平間)の水神祭を支障なくお仕えすることが出来ました。

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さて、北金目神社のすぐ近くに東海大学湘南キャンパスが位置していますが、今年の箱根駅伝で初の総合優勝を果たした陸上競技部員が平素からお参りになっています。

御神木の「楠」(くすのき)の大きな〝根〟に、監督以下部員が旺盛な生命力を感じ、「特に、怪我をした選手が力を授かっている」と、神社役員がお話を伺ったそうです。

楠は特異な芳香(ほうこう)をもつことから、「臭し」(くすし)と同源と辞書に書かれていますが、神社には常緑高木(じょうりょくこうぼく)として古くから植えられ、全国には千年を超える巨樹も残っています。

また、霊妙の意である「奇し」(くすし)という言葉や「薬」(くすし)にもつながり、人知ではかり知れない大きな力をもたらすものとも考えられます。

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調度品を新調

2019年7月5日 金曜日

今日は十二柱神社(伊勢原市伊勢原)の大祓奉仕がありましたが、今月は兼務社の例祭や神輿渡御(みこしとぎょ)が5社、大祓が6社、水神祭が3社あり、順次その支度を進めています。

新しい壁代と薄縁

十二柱神社

十二柱神社では、殿内の調度品として壁代(かべしろ)を新調し、床には薄縁(うすべり)を敷きました。

神事での厳粛さが増し、清々しい気持ちでお仕えすることが出来ました。

神符守札の取扱ひ

2019年7月4日 木曜日

『三国志』の魏志(ぎし)、董遇伝(とうぐうでん)の注(ちゅう)に、読書に利用すべき三つの余暇を「三余」(さんよ)と記しています。

即ち、冬(年の余)、夜(日の余)、陰雨(時の余)を指し、「読書三余」というわけです。

余は余暇のことであり、雨だから出来る〝余〟を活用したいものです。

来年の干支「子」

来年の干支「子」

さて、今日は年末年始に向けて、御神札(おふだ)や御守(おまもり)、根付(ねつけ)、縁起物等の授与品について、奉製業者の方と打ち合わせを行いました。

神社本庁憲章」の第八条三項には、「神符(しんぷ)守札(まもりふだ)等の取扱ひについては、信仰上の尊厳を汚してはならない」とあり、その尊厳を考えながら、御祭神(ごさいじん)の神威発揚(しんいはつよう)を考えて進めています。

長雨 霖雨 淫雨 陰雨 女梅雨

2019年7月3日 水曜日

今日は相模原市から考古学関係の団体が三之宮郷土博物館を訪れ、約1時間ご案内しました。

当社に伝わる「うずらみか」(県重要文化財)は、石凝姥命(いしこりどめのみこと)作と言い、酒解神(さかとけのかみ)の物実(ものざね)とされています。

『新編相模風土記稿』(しんぺんさがみふどきこう;江戸時代の官撰地誌)には、「霖雨(りんう:長雨)の時は社地四隅の土を盛りて晴を祈るに験(しるし)あり」と書かれています。

うずらみか

うずらみか

雨続きなので雨に関連した言葉を辞書で調べてみました。

長雨・霖雨を「淫雨」(いんう)といい、いつまでも続く陰気な雨を「陰雨」(いんう)と記されています。

気象用語では、降るときは激しく降り、さっと止むような陽性の梅雨を「男梅雨」(おとこづゆ)、しとしと、じめじめと長く降り続く陰性の梅雨を「女梅雨」(おんなづゆ)、梅雨後期の災害をもたらすような豪雨を「荒梅雨」(あらつゆ)というようです。

伊勢原市フェイスブックページより

「伊勢原市公式フェイスブックページ」より

「夏越大祓」(なごしのおおはらえ;6月30日)の折、伊勢原市広報戦略課の取材があり、その様子が本日のフェイスブックに掲載されました。

文月の予定

2019年7月1日 月曜日

昨日付で宮司が退任し、本日から禰宜(ねぎ)が新宮司として就任しました。

10年前にホームページをリュニーアルしてより「ブログ三之宮通信」を開始し、日常のあれこれを禰宜が綴ってきました。

当面は継続予定ですが、社務が広範にわたることから、滞ることも予想されます。

何卒ご理解の上、ご笑覧下されば幸いに存じます。

読売新聞記事 7月1日

読売新聞記事 7月1日

さて、昨日は新聞社や伊勢原市の取材もありましたが、生憎の天候につき、当社でも記録写真をあまり撮ることが出来ませんでした。

今朝の読売新聞には、鶴岡八幡宮の大祓が掲載されましたが、文中の最後に当社の記事が取り上げられました。

社頭掲示 文月

社頭掲示 文月

文月の予定です。

1日(月)月次祭並びに宮司退任・就任奉告祭、5日(金)十二柱神社(伊勢原市伊勢原)大祓、6日(土)北金目神社(平塚市北金目)大祓、落幡神社(秦野市鶴巻南)大祓、上平間水神講(伊勢原市上平間)水神祭、7日(日)南金目神社(平塚市南金目)大祓、神明社(伊勢原市上平間)大祓、13日(土)下平間水神講(伊勢原市下平間)清水祭、真田神社(平塚市真田)動座祭、14日(日)真田神社(平塚市真田)例祭、八坂神社並びに水神社(平塚市千須谷;熊野神社境内社)水神祭、15日(月)月次祭、19日(金)中・平塚・伊勢原連合神社総代会総会、20日(土)八坂神社(伊勢原市日向)例祭、飯綱神社(伊勢原市日向)例祭、21日(日)御嶽神社(伊勢原市伊勢原)例祭、日月神社(伊勢原市沼目)大祓、八坂神社(平塚市上吉沢;八剱神社境内社)渡御祭、25日(木)総代奉仕(草刈り)、28日(日)例祭・國府祭反省会