2016年5月 のアーカイブ

小満

2016年5月20日 金曜日

今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の「小満」(しょうまん)。

万物が次第に長じて天地に満ち始めるという意ですが、今日は正午に神前結婚式がありました。

ご結婚おめでとうございます

ご結婚おめでとうございます

まが玉祭の前日ということで、今日の結婚式は特設舞台の上を厳かに参進しました。

英国人の花婿さんは「とても緊張しました。」と仰っていましたが、騎士道の国の紳士らしく、とても堂々としていて立派でした。

IMG_0116

花嫁さんの清楚(せいそ)な白無垢(しろむく)姿も素敵で、何より満面の笑顔が最高でした。

IMG_0129

管絃と舞楽の夕べ

2016年5月19日 木曜日

本日は社殿前に特設舞台が設けられ、展示・販売のためのテント準備が進められました。

また、富くじの景品が続々と搬入され、書や絵画の作品が集まり、比々多観光振興会による写真展の設営準備が行われるなど、まが玉祭(21日・22日)に向けて人の出入りも多くなってきています。

伊勢原タイム 5月20日号

伊勢原タイム 5月20日号

今年の「管絃と舞楽の夕べ」[21日(土)17:10開演・18:30閉演]は比々多神社雅楽会の演奏です。

管絃(かんげん)では「太食調音取」(たいしきちょうのねとり)「合歓塩」(がっかえん)「長慶子」(ちょうげいし)「抜頭」(ばとう)、現代曲では「Mobiusu Link 1.1」(めびうすりんく 1.1)、そして舞楽(ぶがく)は「貴徳」(きとく)が演じられます。

pro

観覧は無料となっていますので、新緑に包まれた比々多の杜(もり)で、伝統の音楽「雅楽」(ががく)の音色を心静かにお楽しみ下さい。

舞楽 「 貴徳 」

舞楽 「 貴徳 」

当たり前の幸せ

2016年5月18日 水曜日

高気圧に覆われて気温がぐんぐん上がり、当地も真夏日寸前の天候となりました。

緑に囲まれた境内は爽やかで、今日は平日ながら御朱印参拝の多い一日です。

井戸埋清祓後に

井戸埋清祓後に

さて、午後から井戸埋清祓のご奉仕があり、これまでの感謝と今後の無事を祈りました。

私たちは空気や水、家庭では連れ合いの存在もそうですが、当たり前の幸せ、当たり前への感謝をついつい忘れがちです。

一方で不測なことが起こると、思いに至るのも私たちの日常です。

本日は地域消防団に日頃の感謝の思いも込めて祝詞を奏上しました。

支部会議

2016年5月17日 火曜日

昨夕は神奈川県神社庁相模中連合支部(二宮町・大磯町・平塚市・伊勢原市・秦野市管内神社)の正副支部長会議並びに宮司会が御嶽神社(秦野市平沢)で開催されました。

恒例となっている支部神職研修会の内容や定例総会の日程、新年度にあたり各社で頒布する神宮大麻の申込数確認など、各種議案が活発な意見のもと決まりました。また、熊本地震義捐金の募集などについても話し合われました。

IMG_0057

久しぶりにまとまった雨が降り続き、境内の樹木も潤いを保っています。

昨日は「まが玉祭」の準備で外作業でしたが、今日は室内で出来る作業にあたっています。

地域の公の財産

2016年5月16日 月曜日

今晩遅くから明日にかけて天気が崩れそうですが、「まが玉祭」(21日・22日)の準備でテント立てが始まりました。

6ン年生 博物館見学

6年生 博物館見学

今日はともに雨で順延となっていた小学校6年生の「史跡見学会」、3年生の「地域探検」が実施され、元気な子供たちがお宮にやって来ました。

6年生は今まで公民館講座として行われた歴史講座を、学校と教育委員会の協力のもと、「史跡見学会」として開催し、神社周辺の遺跡見学の後に三之宮郷土博物館に訪ねて来ました。

また、3年生は蜜柑園(みかんえん)や神社を見学して地域の様子を学習するといった内容の校外学習でした。

3年生 地域探検

3年生 地域探検

家庭から学校、そして地域社会と子供たちの社会は成長とともに広がっていきます。

社会は「社で会う」と書きますが、「社」は神社であり、神社は昔から人々が出会って交流が深まるところです。

まさしく、神社は地域の公の財産です。

義捐金贈呈式

2016年5月15日 日曜日

好天に恵まれた15日の日曜日、例月通り「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、国家の安泰、皇室の弥栄、氏子・崇敬者の安全無事を祈りました。

今日は伊勢山皇大神宮の例祭に禰宜が代理参列しましたが、横浜の地から当社に参拝下さる崇敬者の方々も参列されていました。

L1030281

さて、本日は予定されていた「熊本地震義捐金」の贈呈式が行われました。

例祭(4月22日)における社頭募金並びに氏子の青年会(三和会・栗原祭保存会・神戸青年会)による募金を神社でお預かりしました。

今後、神奈川県神社庁神社本庁を通じて、大きな被災を蒙(こうむ)った熊本県神社庁に寄付し、被災神社及び氏子地域の復興の一助として頂きます。

L1030288

募金活動に精を出して下さった皆様、寄付による赤誠を捧げて頂いた方々に感謝・御礼申し上げます。

まが玉祭設営準備にあたり

2016年5月14日 土曜日

連休明け後の土曜日でしたが、御朱印参拝の多い一日でした。

当社では装束(しょうぞく)の更衣(ころもがえ)を6月にしていることもあり、今日の陽気では祭典奉仕でも良い汗をかきました。

住宅新築工事の地鎮祭では、式後のご挨拶で目線を落とすと、巣づくりが盛んに行われているのか、蟻(あり)が忙しく列をなし、施主の若いご夫妻との会話にも、ほのぼのとした時間が流れました。

伊勢原タイム 5月13日号

タウンニュース 5月13日号

さて、いよいよ来週は「第29回まが玉祭」(21日・22日)を迎えます。

現在の予報では天気も良さそうなので、安心しながら準備が進められそうです。

19日(木)の午前中には社殿前に特設舞台を設けますが、音響の足場設置や境内広域にテントを設営する予定です。

参拝者には工事も含めてご不便をお掛け致しますが、ご理解のほどお願い申し上げます。

29th.

熊本地震発生から明日で1ヶ月

2016年5月13日 金曜日

一昨年の國府祭の時期に500件、お蔭様で今年の國府祭で1000件を越えました。

拙ブログをご覧の方も「比々多神社Facebookページ」に「いいね!」をお願い致します。

倒壊した阿蘇神社楼門

倒壊した阿蘇神社楼門(重要文化財)

さて、先月14日に発生した熊本地震から明日で1ヶ月となります。

斯界(しかい)でも神道青年全国協議会の青年神職が、先鞭(せんべん)をつけて現地入りし、昨日から大規模な復興支援活動に励んでいます。

被災者が普通の生活に戻るための支援が、最も求められていることですが、心の復興も大切なことです。

古来より私たちは、地域の祭りを通して人々の交流を盛んにし、共同体を維持してきました。派手でなくとも祭りが行えるようにすること、視点を変えれば祭りを行うことが共同体復興の証(あかし)ともいえます。

当社例祭で巡幸(じゅんこう)する三ノ宮のからくり人形山車は、名城熊本城を築いた肥後(ひご)熊本藩初代藩主・加藤清正公ということもあり、義捐金募金にも力が入ったようです。

明後日(15日)には、神社と氏子の青年会(三和会・栗原祭保存会・神戸青年会)による、神社と氏子地域の復興を目的とした義捐金贈呈式を行う予定です。

風の話

2016年5月12日 木曜日

風薫る、薫風(くんぷう)、風の香(かぜのか)、南薫(なんくん)、といった季語は爽やかな印象ですが、昨日は「青嵐」(あおあらし・せいらん)を通り越した大南風(おおみなみ)の強風が吹いて、外の祭儀もてんやわんやの騒ぎとなりました。

昔から、春の東風を「こち」、夏の南風を「みなみ」「はえ」、梅雨期の南風を「くろはえ」(黒南風)、梅雨明け頃の南風を「しらはえ」(白南風)などと表現し、更には地方によって異なる名称が存在するのはとても興味深いものです。

人形

人形

さて、「夏越大祓」(なごしのおおはらえ:6月30日)の人形(ひとがた)の申込みが始まりました。

参列者一同で唱える「大祓詞」(おおはらえことば)には「・・・科戸(しなど)の風の天(あめ)の八重雲(やえぐも)を吹き放つごとく・・・」とあります。

「科戸の風」とは、風の神である級長戸辺命(しなとべのみこと)の名から風のことをいい、「風が大空にかかる折り重なった雲を吹き放つように」との意です。

神さまの風の威(い)により、諸々の災禍(さいか)が吹き祓われることを願います。

境内の自然

2016年5月10日 火曜日

今日から一週間は「愛鳥週間」(5月10日-16日:バードウィーク)です。

鶯(うぐいす)は繁殖期に入ったのか、竹藪(たけやぶ)や森からの流暢(りゅうちょう)な声は聞かれませんでした。一方で、近隣の畑を移動する雉(きじ)の〝 ほろろ 〟だけは盛んです。

相生(あいおい)の欅(けやき)に、例年より早く現れた青葉梟(あおばずく)ですが、「 ホーッ ホーッ 」 と規則正しく鳴くのはこれからです。

本日から四月節立夏の次候 「 蚯蚓出る 」 (みみずいずる)となりますが、森の食物連鎖が鳥の繁殖にも役割を果たしそうです。

ki

昨日は都内神社の宮司さんがお越しになり、氏子旅行で当社に正式参拝の依頼がありました。

ゆっくりと時間を過ごしたいとのご希望で、境内の自然や生態系についてもお話をしたいと思っています。