正月事始めの煤払い(12月13日)からほぼ一ヶ月、当地ではこの1月14日が正月事納めのどんど焼きです。
各戸の古いお神札(ふだ)や松明けの注連飾りなどを持ち寄り、辻や橋のたもとなど、道祖神の近くでお焚き上げするのがどんど焼き行事です。
住宅事情や環境問題などもあり、どんど焼きができない地区もあり、当社では境内で行っています。
午後3時、報鼓(ほうこ)とともに「古札焼納祭・どんど焼き行事」を執り行いました。
年間行事の中でも、殿内ではなく境内の広い場所で行われる祭事は数少ないこともあり、一般参加型の祭事ともいえます。
「初めて神社の行事に参加しました」「だんご焼きは良い経験になりました」「子供とともに楽しめました」「主人は伝統を大切にしているので、帰ってから報告します」など、ありがたい声を聞くことができました。
平日のため、子供の参加は少なかったものの、学校や幼稚園帰りに立ち寄る家族連れの様子も見られました。
吉書(書き初め)を納めた人もありましたが、高く上がる燃えかすに、手が上がるよう祈りを込められたのでしょうか。
燃えさかる神苑の炎に、畏(おそ)れと感謝の意を添えながら、無事に正月事納めとなりました。