2015年1月14日 のアーカイブ

正月事納め

2015年1月14日 水曜日

正月事始めの煤払い(12月13日)からほぼ一ヶ月、当地ではこの1月14日が正月事納めのどんど焼きです。

三ノ宮 中谷戸・西谷戸 どんど焼き

三ノ宮 中谷戸・西谷戸 どんど焼き

各戸の古いお神札(ふだ)や松明けの注連飾りなどを持ち寄り、辻や橋のたもとなど、道祖神の近くでお焚き上げするのがどんど焼き行事です。

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住宅事情や環境問題などもあり、どんど焼きができない地区もあり、当社では境内で行っています。

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午後3時、報鼓(ほうこ)とともに「古札焼納祭・どんど焼き行事」を執り行いました。

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年間行事の中でも、殿内ではなく境内の広い場所で行われる祭事は数少ないこともあり、一般参加型の祭事ともいえます。

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「初めて神社の行事に参加しました」「だんご焼きは良い経験になりました」「子供とともに楽しめました」「主人は伝統を大切にしているので、帰ってから報告します」など、ありがたい声を聞くことができました。

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平日のため、子供の参加は少なかったものの、学校や幼稚園帰りに立ち寄る家族連れの様子も見られました。

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吉書(書き初め)を納めた人もありましたが、高く上がる燃えかすに、手が上がるよう祈りを込められたのでしょうか。

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燃えさかる神苑の炎に、畏(おそ)れと感謝の意を添えながら、無事に正月事納めとなりました。

神戸の道祖神

2015年1月14日 水曜日

今日14日は神戸(ごうど)に鎮座する木下(こかげ)神社の例祭(れいさい)でした。

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もともとは神戸・吉川家の邸内社でしたが、比々多小学校内、そして現在地に遷(うつ)されました。

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例祭式は定刻午前10時半、神社役員、総代、自治会役員、青年会長という限られた代表の参列により例年通り粛々と行われました。

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現在では、神戸の氏神さまは比々多神社と木下神社の2社ということになっています。

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以前、火災で社殿を焼失する不運に遭いましたが、幸いご神体の焼失を免れ、氏子の赤誠溢れる奉賛により、現社殿が立派に再建されました。

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本殿裏(北側)には、矢倉沢往還(大山道)の道標が残されています。

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お蔭様で、この時期にしては暖かく、青空が広がる好天のもとで祭典を行うことができました。

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簡単な直会(なおらい)の後、続いて神戸公民館前の御仮屋(おかりや)に、神戸の上・下(かみ・しも)両地区の道祖神がまつられ、道祖神祭を執り行いました。

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御仮屋は神戸の有志により、松や竹、注連縄(しめなわ)などのお飾りでそれぞれ作られます。

神戸上の道祖神

神戸上の道祖神

神戸上の道祖神は、普段は鈴川の橋のたもとに鎮座し、路傍(ろぼう)の神さまとして橋を行き交う人たちを見守っています。

神戸下の道祖神

神戸下の道祖神

神戸下の道祖神は昨年7月に竣工したばかりで、再建後初めてのおまつりを迎えました。

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空気の乾燥もあり、風邪や流行性感冒の流行る季節ですが、「塞(さい)の神」として、疫病を防ぐ(塞ぐ)働きが発揮されるよう祝詞で祈り上げました。

神戸上 どんど焼き

神戸上 どんど焼き

公民館前から、午後6時には神戸上、午後7時40分には神戸下の御仮屋が青年らに担がれ、それぞれのどんど焼きの場まで運ばれました。

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神輿同様、「イヤートーサーッセ」(弥遠長に栄え給え)の掛け声とともに、御仮屋が練り歩きました。

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神戸下のどんど焼きは特に盛大で、新聞やラジオなどの取材も複数ありました。

神戸下 どんど焼き

神戸下 どんど焼き

吉例として青年会長が火中に投じられ、一層賑やかな伝統行事、火祭行事でした。