2013年8月 のアーカイブ

夏仕事の味方

2013年8月10日 土曜日

今日も酷暑の厳しい一日でしたが、早朝から夜に至るまで、蝉だけはその生命を輝かせて元気いっぱいに鳴いています。

伊勢原市内には、光化学スモッグ注意報が発令されましたが、大汗をかきながらも、ご祈祷や出張祭典の他、一日のつとめを無事つとめることができました。

噴霧器

噴霧器

さて、夏場仕事の味方に噴霧器を購入しました。

コンクリートや砂利などの手強い除草に、今後は大いに活躍してくれそうです。

中学生の職場体験

2013年8月9日 金曜日

昨晩は、伊勢原市内最大の親睦団体「楽天会」の伊勢参宮説明会が開催されました。楽天会では35周年記念事業の一環として、第62回神宮式年遷宮「遷御の儀」の直前となる9月11日(水)・12日(木)に、お伊勢参りを計画しています。

外宮の参拝やせんぐう館見学、内宮神楽殿(かぐらでん)において神楽奉納、饗膳(きょうぜん)、御垣内特別参拝などが予定されています。

神社本庁発行 『 むすひ 』 より

神社本庁発行 『 むすひ 』 より

さて、本日、山王中学校(伊勢原市上粕屋)の先生がお見えになり、中学生の職場体験について打ち合わせをいたしました。

来る10月16日(水)、中2男子1名・女子4名を受け入れて、神職・巫女体験をしてもらう予定です。

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末広がりの日

2013年8月8日 木曜日

今日から甲子園では全国高校野球選手権大会が始まりましたが、球児たちは猛暑以上の熱い闘いを繰り広げてくれそうです。

さて、資源エネルギー庁の発表(7日)によると、レギュラーガソリンの全国平均小売価格が4年10カ月ぶりの高水準で160円を超えました。

これからお盆の帰省や旅行を計画している人にとっては大きな影響を与えそうです。

給油所の開所式

給油所の開所式

さて、末広がりとなる 〝 八月八日 〟 の佳き日、老人複合保健施設の地鎮祭や給油所の開所式がありました。

開所式では、「火の災い、水の憂い、盗人の禍事(まがごと)無く・・・」と施設の安全と接客の安心、社業の繁栄を神さまに祈り上げました。

お盆の準備

2013年8月7日 水曜日

本日は暦の上では「立秋」、あらためて残暑お見舞い申し上げます。

今日の日本列島は局地的な雨から一転、猛烈な暑さの一日となりそうです。

当社の職員も交代で夏休みの時期に入っていますが、官庁や企業でも長期休暇を取って、家族や仲間との憩いの一時を過ごされることでしょう。

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夏の過ごし方は様々ですが、〝 あつ ( 暑 ・ 熱 ) 〟という語から生じたといわれる夏は、身体を休めるのも大切な事です。

東北地方では、青森ねぶた祭、秋田竿灯まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、盛岡さんさ踊り、福島わらじまつり・・・など、短い夏を謳歌(おうか)するような熱狂的なおまつりが開催されますが、お盆前の祓行事ともいわれます。

当地では13日に祖霊をお迎えして、16日にお帰りいただきますが、お盆の準備もお忘れなくお過ごし下さい。

系譜

2013年8月6日 火曜日

月初に神葬祭のご奉仕をしたお宅で、五十日祭と埋葬祭の打ち合わせに来られました。

五十日祭を以て喪明けとなりますが、それまでは故人の死と向き合い、お祝い事を遠慮して、静かに過ごす期間となります。

系譜

系譜

この喪主さんが定年後、300冊の本を購入し、古文書講座なども受講して、ご自身の系譜(けいふ)を三年余りの歳月を費やして作成されたそうです。

先祖からの来歴を知ることはとても大切です。

分かる範囲で調べておくことも重要かもしれません。

生産者の感謝の思い

2013年8月5日 月曜日

今日はジメジメ・ムシムシの一日でしたが、アブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミの大合唱、夕方はヒグラシの鳴く境内でした。

御神田の稲

御神田の稲

神社下の御神田(神奈川県神道青年会)に目を移すと、稲はお日さまの光を浴びて、水と土の養分ですくすくと、青々として整然と同じように並び、風になびいてもしっかりと大地に根を下ろし、背筋をしっかりと張って背丈を伸ばしています。やがて果実である穂が稔り、稔るほど頭を垂れる姿、その美しい様は、まさしく私たち日本人の〝 命の根=イネ 〟です。

葡萄(デラウエア)

葡萄

県内では生産量1位を誇る葡萄(ぶどう)、同じく3位の梨など、伊勢原市内は果樹の繁忙期を迎えています。

梨

今日は三ノ宮の生産組合の代表が、稔りに感謝する「産土講祭」(うぶすなこうさい)の打ち合わせで神社を訪れました。

初物をご神前にお供えするのは生産者の感謝の思いです。

神葬祭のお手伝い

2013年8月4日 日曜日

本日、前鳥神社(さきとりじんじゃ : 平塚市四之宮)名誉宮司(前宮司)さんの神葬祭が平塚斎場で営まれ、宮司並びに責任役員が参列、禰宜が葬場祭のご奉仕をいたしました。

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前鳥神社とは相模國府祭(さがみこうのまち)の類社、相模國式内社の会、現在は相模中連合支部の仲間として、1300年以上にわたるお付き合いをしています。

六所神社(大磯町国府本郷)の宮司さんを斎主(さいしゅ)に、禰宜が副斎主、祭員を平塚八幡宮(平塚市浅間町)の宮司さん、川勾神社(かわわじんじゃ : 二宮町山西)の宮司さん、典儀(てんぎ:儀式の進行役)を伊勢原大神宮(伊勢原市伊勢原)の宮司さんがつとめ、伶人(れいじん)が奏でる雅楽(ががく)演奏の中、厳かに美しく執り行われました。

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斎場には、前鳥神社神徳奉賛歌(しんとくほうさんか)や前鳥音頭が流れ、前鳥の森を印象づける装飾が施される中、千人に及ばんとする会葬者は、偲ぶ心を玉串にこめてお参りされました。

盆踊り

2013年8月3日 土曜日

先週の7月27日は、比々多地区では坪ノ内納涼祭(比々多公民館)、白根納涼大会(神明社)、泉心荘納涼祭(泉心荘)の他、大住台やベルフラワーズ大住台の自治会で納涼祭が行われました。

笠窪納涼盆踊り大会

笠窪納涼盆踊り大会

今晩は笠窪納涼盆踊り大会(神明神社)、串橋納涼盆踊り大会(雷電神社)、納涼神戸盆踊り大会(木下神社)、三ノ宮地区納涼祭(比々多神社)の他、栗原納涼盆踊り大会(保國寺)、善波納涼祭(善波児童館)が催されました。

串橋納涼盆踊り大会

串橋納涼盆踊り大会

昨晩から東北三大まつりの一つといわれる「青森ねぶた祭」が始まりましたが、夏まつり本番です。

本来、盆踊りは念仏踊りが始まりとされる仏教行事ともいわれますが、当地区を見てもわかるように、圧倒的に神社で行われる行事となっています。

納涼神戸盆踊り大会

納涼神戸盆踊り大会

時代の趨勢(すうせい)で太鼓や三味線などの生演奏はなくなり、カラオケ大会や抽選会が目玉となっているところもありますが、精霊を迎え、祖霊を慰める行事であることを是非とも再認識して欲しいところです。

三ノ宮地区納涼祭

三ノ宮地区納涼祭

大学入試の課題

2013年8月3日 土曜日

本日は、大学の入試にあたり、「祭りや日本の伝統文化を実際に取材、体験して報告書を提出する」という課題を抱えた高校生が、神社に一日体験でやって来ました。

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神社の存在意義や成立、神職の役割について、祭りの伝統、日本の風土や気候、稲作文化や木の文化、礼作法など、、、についてお話をしたうえで、実際に白衣・袴姿になってもらいました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

出張祭典(地鎮祭)では、おまつりの設営・準備を手伝ってもらい、実際の祭儀を目の当たりにする中で何かを感じてもらえたのではないでしょうか。

結婚奉告祭 おめでとうございます

結婚奉告祭 おめでとうございます

社頭では、結婚奉告祭のお参りに来られた親御さんとお話をいたしました。

そのちょっとしたやりとりの中にも、信仰や人生儀礼の節目など、日本人がもっている気質などについて気付いたこともあったようです。

紙垂(しで)折り体験

紙垂(しで)折り体験

良い結果がもたらされるのは勿論のことながら、本体験を通して自身の啓発につながれば幸いです。

魂より来たる

2013年8月2日 金曜日

昨夕・本日と神葬祭のご奉仕がありました。

故人は93歳と並々ならぬところに齢は達していましたが、家族や回りの人にとっては日一日でも、一年でも存(ながら)えて欲しいというのが当然の願いです。

祭詞(さいし)に「七日七夜(なぬかななよ)の魂呼(たまよ)ばい」という表現を用いましたが、〝 魂呼ばい 〟とは末期(まつご)を迎えた人に対して、肉体から遊離した魂を呼び戻そうとする習俗です。

枕元で名前を呼んだり、屋根の上や井戸の中に向かって大声で魂(たましい)を呼び戻すなどが広く知られています。

通夜祭(つやさい)では、「霊魂(みたま)の再び帰り来まさんことを祈(ね)ぎまつりつつ」と祈りますが、遊離しようとする霊魂の招魂(しょうこん)と、蘇生(そせい)を願う儀式といえます。

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蘇(よみがえ)りが叶(かな)わず、臨終(りんじゅう)を確認すると、亡骸(なきがら)である遺体から御霊(みたま)を遷(うつ)し留(とど)める儀式が遷霊祭(せんれいさい)です。

浄闇(じょうあん)の中、微音(びおん)で遷霊詞(せんれいし)を唱え、「オーオーオー」という警蹕(けいひつ)を三度唱えて、霊璽(れいじ)に永遠の守護神となる御霊を招魂します。

reiji最後の別れを告げる葬場祭(そうじょうさい)では、祭詞作文に無念さや悲しみなどを表現しながら、来歴を振り返りつつ、故人を偲びます。

死はとても辛く、悲しいものですが、前世も現世も未来も自分を生んでくれた祖神から離れるものではありません。

生まれこぬさきも生れて住める世も死にても神のふところのうち 橘三喜

命は一つ限りながら、不連続の連続で、いただいた命は連綿と子々孫々につながっていくのです。

誄歌(しのびうた)は故人を追慕(ついぼ)する歌で、雅楽の演奏で奉奏(ほうそう)されますが、時には伴奏なしで斉唱することもあります。

しづかなる境(さかい)に行きてしづまらむ暫しをここに魂(たま)より来たる